【WRC】メキシコ2日目:トヨタ4位&8位。高温メキシコの洗礼を受ける

WRC第3戦ラリー・メキシコのデイ2は、シロトエンのクリス・ミークが総合トップタイムを記録した。

 WRC第3戦ラリー・メキシコのデイ2は、シロトエンのクリス・ミークが総合トップタイムを記録した。

 トヨタ陣営はユホ・ハンニネンが4位、ヤリ-マティ・ラトバラは8位でデイ2をそれぞれ終えている。

 3月9日木曜日、メキシコシティで行われたデイ1のオープニングステージの後、クルー達はラリー本拠地があるグアナフアトに向かった。しかし翌日の早朝、サービス付近で4台の大型トラックが深刻な交通事故を起こした。そのせいでラリー本拠地までのルートの一部であるハイウェイが閉鎖され、ラリー開催のための備品などを載せた輸送車が遅延したため、WRC運営はデイ2のSS2(エル・ショコラッテ)とSS3(ラス・ミナス)をキャンセルせざるを得ない状況となった。

 なお、エル・ショコラッテとラス・ミナスは、デイ2午後に2回目の走行としてSS4とSS5にルート設定されており、こちらは予定通り実施された。

 全長54.90kmに及ぶラリー・メキシコでの最長SSであるSS4のエル・ショコラッテで、ミークは2番手のセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)に7秒差をつけて首位に浮上した。その後ろはヘイデン・パッドンを筆頭としたヒュンダイの3台が3番手から5番手を占めた。

 その後、SS7で再びトップタイムを記録したミークは、デイ2終了時で2位のオジェに対し20.9秒のアドバンテージをつけている。

 一方のトヨタは、SS4のエル・ショコラッテでMスポーツのオット・タナクやエルフィン・エバンスらと共に、1分以上もミークに離されてしまった。デイ1で首位につけていたハンニネンは、SS4で6番手まで沈んだ。ラトバラに関しては、デイ2終了時に2分30秒も遅れをとることとなった。

 デイ2後のラトバラは、TOYOTA GAZOO Racing Newsに次のようにコメントを寄せた。

「デイ2は、タフな1日になるだろうとあらかじめ覚悟していましたが、こんなにタフになるとは!というのが正直な感想です」

「走行距離が長いエル・ショコラッテ(SS4)では、どうしてもエンジンの温度が上昇しやすいのですが、今日も走行中に温度が上がってしまったため、ロードセクション・モードに切り替えて温度が下がるのを待ち、その後ステージ・モードに戻すという操作を繰り返しました。また、他の距離が短いSSでも多少温度が上がる傾向が見られました。このようにいくつか問題は起こりましたが、大切なのは1日を走りきりサービスパークに戻ってきたということです。明日が、今日よりも良い1日となることを期待しています」

高温によるマシントラブル

 ラトバラ同様、ラリー・メキシコに参戦するマシンの大半が、エンジンのオーバーヒートに悩まされた。トヨタのふたりはSS4走行中にオーバーヒートの兆候を感じ取り、通常であればリエゾン区間で使用する出力を絞ったロードセクション・モードに切り替えることでエンジンを冷却しながら走行した。しかし、ミークの車両はトラブルを抱えることはなく、SS5では下り坂で2度もエンジンをストールしたにも関わらず、4番手でステージを終えている。

 ヒュンダイのティエリー・ヌービルはデイ2終了時で3位につけているが、チームメイトのパッドンとダニ・ソルドと共にエンジンの失火トラブルが疑われている。

 SS6終了時に3番手につけていたソルドは、マシントラブルが疑われ、明日の走行の予防措置としてSS7とSS8を走行せずにサービスに戻るようにチームの指示を受けた。しかしその後、チームは指示を撤回し、ソルドはSS7とSS8の走行を許可されたが、ソルドはオーダーが変更されたことを知らずにサービスに戻ってしまったためそのままリタイアとなってしまった。

 ラリー・メキシコのデイ3は、現地時間3月11日8時33分より、SS9の走行をスタートする。デイ3ではSS9からSS17までの9ステージが設定されている。

※コメントは【TOYOTA GAZOO Racing News】より抜粋

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WRC第3戦ラリー・メキシコ SS8時点でのリザルト:

ClaDriver/CodriverクルマClassStage TimePenaltyTotal Timeギャップインターバル
1 7 united_kingdom  クリス ミーク 
ireland  ポール ネーグル 
Citroën C3 WRC RC1 1:01'33.8   1:01'33.8    
2 1 france  セバスチャン オジェ 
france  ジュリアン イングラシア 
Ford Fiesta WRC '17 RC1 1:01'54.7   1:01'54.7 20.9 20.9
3 5 belgium  ティエリー ヌービル 
belgium  ニコラス ジルソウル 
Hyundai i20 Coupe WRC RC1 1:02'30.5   1:02'30.5 56.7 35.8
4 11 finland  ユホ ハンニネン 
finland  カイ インドローム 
Toyota Yaris WRC RC1 1:03'01.1   1:03'01.1 1'27.3 30.6
5 2 estonia  オット タナク 
estonia  マルティン ジェルペオジャ
Ford Fiesta WRC '17 RC1 1:03'06.7   1:03'06.7 1'32.9 5.6
6 8 france  ステファン ルフェーブル 
france  Gabin Moreau 
Citroën C3 WRC RC1 1:03'26.6   1:03'26.6 1'52.8 19.9
7 4 new_zealand  ヘイデン パッドン 
new_zealand  ジョン ケナード 
Hyundai i20 Coupe WRC RC1 1:03'35.9   1:03'35.9 2'02.1 9.3
8 10 finland  ヤリ-マティ ラトバラ 
finland  ミーカ アンティラ 
Toyota Yaris WRC RC1 1:04'04.6   1:04'04.6 2'30.8 28.7
9 30 sweden  ジョナス アンダーソン 
sweden  ポンタス ティマンド 
Škoda Fabia R5 RC2 1:04'58.1   1:04'58.1 3'24.3 53.5
10 31 france  エリック カミリ 
france  ベンジャミン ベイラス 
Ford Fiesta R5 RC2 1:05'23.5 '10 1:05'33.5 3'59.7 35.4
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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・メキシコ
記事タイプ レグ・レポート