【WRC】メキシコ2日目:トヨタ4位&8位。高温メキシコの洗礼を受ける

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【WRC】メキシコ2日目:トヨタ4位&8位。高温メキシコの洗礼を受ける
執筆: Jack Cozens
2017/03/11 7:43

WRC第3戦ラリー・メキシコのデイ2は、シロトエンのクリス・ミークが総合トップタイムを記録した。

Juho Hänninen, Kaj Lindström, Toyota Yaris WRC, Toyota Racing
Dani Sordo, Marc Marti, Hyundai Motorsport, Hyundai i20 Coupe WRC
Sébastien Ogier, Julien Ingrassia, M-Sport, Ford Fiesta WRC
Elfyn Evans, Daniel Barritt, M-Sport, Ford Fiesta WRC/
Kris Meeke, Paul Nagle, Citroën C3 WRC, Citroën World Rally Team
Jari-Matti Latvala, Miikka Anttila, Toyota Yaris WRC, Toyota Racing
Hayden Paddon, John Kennard, Hyundai i20 WRC, Hyundai Motorsport
Dani Sordo, Marc Marti, Hyundai i20 WRC, Hyundai Motorsport
Hayden Paddon, John Kennard, Hyundai i20 WRC, Hyundai Motorsport

 WRC第3戦ラリー・メキシコのデイ2は、シロトエンのクリス・ミークが総合トップタイムを記録した。

 トヨタ陣営はユホ・ハンニネンが4位、ヤリ-マティ・ラトバラは8位でデイ2をそれぞれ終えている。

 3月9日木曜日、メキシコシティで行われたデイ1のオープニングステージの後、クルー達はラリー本拠地があるグアナフアトに向かった。しかし翌日の早朝、サービス付近で4台の大型トラックが深刻な交通事故を起こした。そのせいでラリー本拠地までのルートの一部であるハイウェイが閉鎖され、ラリー開催のための備品などを載せた輸送車が遅延したため、WRC運営はデイ2のSS2(エル・ショコラッテ)とSS3(ラス・ミナス)をキャンセルせざるを得ない状況となった。

 なお、エル・ショコラッテとラス・ミナスは、デイ2午後に2回目の走行としてSS4とSS5にルート設定されており、こちらは予定通り実施された。

 全長54.90kmに及ぶラリー・メキシコでの最長SSであるSS4のエル・ショコラッテで、ミークは2番手のセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)に7秒差をつけて首位に浮上した。その後ろはヘイデン・パッドンを筆頭としたヒュンダイの3台が3番手から5番手を占めた。

 その後、SS7で再びトップタイムを記録したミークは、デイ2終了時で2位のオジェに対し20.9秒のアドバンテージをつけている。

 一方のトヨタは、SS4のエル・ショコラッテでMスポーツのオット・タナクやエルフィン・エバンスらと共に、1分以上もミークに離されてしまった。デイ1で首位につけていたハンニネンは、SS4で6番手まで沈んだ。ラトバラに関しては、デイ2終了時に2分30秒も遅れをとることとなった。

 デイ2後のラトバラは、TOYOTA GAZOO Racing Newsに次のようにコメントを寄せた。

「デイ2は、タフな1日になるだろうとあらかじめ覚悟していましたが、こんなにタフになるとは!というのが正直な感想です」

「走行距離が長いエル・ショコラッテ(SS4)では、どうしてもエンジンの温度が上昇しやすいのですが、今日も走行中に温度が上がってしまったため、ロードセクション・モードに切り替えて温度が下がるのを待ち、その後ステージ・モードに戻すという操作を繰り返しました。また、他の距離が短いSSでも多少温度が上がる傾向が見られました。このようにいくつか問題は起こりましたが、大切なのは1日を走りきりサービスパークに戻ってきたということです。明日が、今日よりも良い1日となることを期待しています」

高温によるマシントラブル

 ラトバラ同様、ラリー・メキシコに参戦するマシンの大半が、エンジンのオーバーヒートに悩まされた。トヨタのふたりはSS4走行中にオーバーヒートの兆候を感じ取り、通常であればリエゾン区間で使用する出力を絞ったロードセクション・モードに切り替えることでエンジンを冷却しながら走行した。しかし、ミークの車両はトラブルを抱えることはなく、SS5では下り坂で2度もエンジンをストールしたにも関わらず、4番手でステージを終えている。

 ヒュンダイのティエリー・ヌービルはデイ2終了時で3位につけているが、チームメイトのパッドンとダニ・ソルドと共にエンジンの失火トラブルが疑われている。

 SS6終了時に3番手につけていたソルドは、マシントラブルが疑われ、明日の走行の予防措置としてSS7とSS8を走行せずにサービスに戻るようにチームの指示を受けた。しかしその後、チームは指示を撤回し、ソルドはSS7とSS8の走行を許可されたが、ソルドはオーダーが変更されたことを知らずにサービスに戻ってしまったためそのままリタイアとなってしまった。

 ラリー・メキシコのデイ3は、現地時間3月11日8時33分より、SS9の走行をスタートする。デイ3ではSS9からSS17までの9ステージが設定されている。

※コメントは【TOYOTA GAZOO Racing News】より抜粋

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WRC第3戦ラリー・メキシコ SS8時点でのリザルト:

ClaDriver/CodriverクルマClassStage TimePenaltyTotal Timeギャップインターバル
1 7 united_kingdom  クリス ミーク 
ireland  ポール ネーグル 
Citroën C3 WRC RC1 1:01'33.8   1:01'33.8    
2 1 france  セバスチャン オジェ 
france  ジュリアン イングラシア 
Ford Fiesta WRC '17 RC1 1:01'54.7   1:01'54.7 20.9 20.9
3 5 belgium  ティエリー ヌービル 
belgium  ニコラス ジルソウル 
Hyundai i20 Coupe WRC RC1 1:02'30.5   1:02'30.5 56.7 35.8
4 11 finland  ユホ ハンニネン 
finland  カイ インドローム 
Toyota Yaris WRC RC1 1:03'01.1   1:03'01.1 1'27.3 30.6
5 2 estonia  オット タナク 
estonia  マルティン ジェルペオジャ
Ford Fiesta WRC '17 RC1 1:03'06.7   1:03'06.7 1'32.9 5.6
6 8 france  ステファン ルフェーブル 
france  Gabin Moreau 
Citroën C3 WRC RC1 1:03'26.6   1:03'26.6 1'52.8 19.9
7 4 new_zealand  ヘイデン パッドン 
new_zealand  ジョン ケナード 
Hyundai i20 Coupe WRC RC1 1:03'35.9   1:03'35.9 2'02.1 9.3
8 10 finland  ヤリ-マティ ラトバラ 
finland  ミーカ アンティラ 
Toyota Yaris WRC RC1 1:04'04.6   1:04'04.6 2'30.8 28.7
9 30 sweden  ジョナス アンダーソン 
sweden  ポンタス ティマンド 
Škoda Fabia R5 RC2 1:04'58.1   1:04'58.1 3'24.3 53.5
10 31 france  エリック カミリ 
france  ベンジャミン ベイラス 
Ford Fiesta R5 RC2 1:05'23.5 '10 1:05'33.5 3'59.7 35.4
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シリーズ WRC
イベント ラリー・メキシコ
ドライバー クリス ミーク
チーム シトロエン・ワールドラリー・チーム
執筆者 Jack Cozens
記事タイプ レグ・レポート