【WRC】モンテカルロDay2:ヌービル首位。午前中に2台リタイア
WRC開幕戦ラリー・モンテカルロのデイ2は、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが総合トップを堅持。ミークとハンニネンがリタイアとなった。

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロのデイ2は、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが総合トップにつけた。
午前中(SS3-5)は、Mスポーツのセバスチャン・オジェがSS3のステージでスピンを喫し、一時は総合9番手まで後退する。SS4では、シトロエンのエースドライバーであるクリス・ミークがコースオフし、サスペンションを破損させたためリタイアとなった。
ダウンヒルのSS5では、デイ1で総合3番手につけていたトヨタのユホ・ハンニネンがブレーキングミスでマシンを木に当てたことでサスペンションを損傷し、リタイアせざるを得なくなった。しかし修復は可能であるため、デイ3での再出走に向けて準備を行なっているようだ。
午後のステージ(SS6-8)では、ハンニネンのリタイアにより9番手から追い上げてきていたオジェが総合3番手に浮上した。その後オジェは、まだ乗り慣れていないMスポーツのフォードで奮闘。SS7-8でトップタイムを記録し、同僚のオット・タナクのタイムを上回って総合2番手を取り戻した。オジェと終日トップを走行したヌービルのギャップは、DAY1終了時にあった7分8秒から45秒1に短縮された。
一方のヌービルはラリー・モンテカルロ最長のSS7(38.94km)でオジェに19秒差をつけられた。その後ヌービルは「氷と雪が少ない路面で慎重になりすぎてしまった」と語った。彼はSS8のヘアピンでエンジンをストールさせてしまい、その後も正しいエンジンスタート手順を踏まなかったため、一時はブーストをかけずに走行していたようだ。
タナックはミークとハンニネンのリタイアで総合3番手に浮上、最終的にはオジェの0.3秒差につけている。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、SS8でスピンを喫するも総合4番手となった。
ヒュンダイのダニ・ソルドは総合5番手になったものの、SS7-8間でシトロエンの若手クレイグ・ブリーンに負けている。好調のブリーンは「モンテカルロはかなり滑りやすいコンディションであり、ドライコンディション化が進んだ午後の路面の方が2017年マシンとの相性は良い」と感じている。
WRC2クラスに参戦中のアンドレアス・ミケルセンはクラストップを維持し、一方のMスポーツのエルフィン・エバンスは、アイスコンパウンドのDMACKタイヤのグリップに苦しむ1日となった。
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Standings after SS8:
Pos | Driver | Car | Time |
---|---|---|---|
1 | ![]() | Hyundai | 2h05m24.6s |
2 | ![]() | Ford | +45.1s |
3 | ![]() | Ford | +45.4s |
4 | ![]() | Toyota | +2m09.7s |
5 | ![]() | Hyundai | +2m57.8s |
6 | ![]() | Citroen | +3m04.1s |
7 | ![]() | Skoda | +5m50.8s |
8 | ![]() | Ford | +8m12.1s |
9 | ![]() | Skoda | +8m22.4s |
10 | ![]() | Skoda | +8m38.2s |
この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・モンテカルロ |
ドライバー | オット タナク , セバスチャン オジェ , ティエリー ヌービル |
チーム | ヒュンダイ・モータースポーツ |