【WRC】ラッピ、最終ステージでのミスで勝利を失ったと”危惧”していた

ラリー・フィンランドを勝ったラッピは、最終ステージでミスを犯した際、自身のWRC初優勝の可能性が潰えたと考えていたことを認めた。

 ラリー・フィンランドを制したのは、TOYOTA GAZOO Racingのエサペッカ・ラッピだった。しかしラッピは、最終のパワーステージで犯したミスにより、勝利を逃したかもしれないと一瞬考えたという。

 ラッピは、ラリー・フィンランドの最終パワーステージに37.8秒のリードを持って臨んだ。ラッピはこのパワーステージを”無難に”クリアしようとしたが、保守的なアプローチによりミスを犯してしまった。

 WRCデビューから4戦目にして早くも初優勝を遂げたラッピは、「プッシュしないでこういうクルマをドライブするのは簡単じゃない」と語った。

「これはR5のようなマシンじゃない。ゆっくりドライブすると、エアロもセンターデフも効果的に機能しないんだ。僕はあるコーナーに少し早めにターンインした。その時は少しタイトすぎて、リヤタイヤを道から落としてしまった。そして、リムを壊してしまった」

「その時は、自分に対して最悪な気分だったよ。クルマの何かが壊れたと、本気で思ったんだ」

「だけど、僕はメキシコでのクリス・ミークのようにしたんだ。彼もその時、勝利の前に幾つかのドラマがあった」

 ラリー・メキシコを制したミークは、最終パワーステージでコースオフし、観客用の駐車場に迷い込んでしまった。これにより、それまで築いていたリードを20秒以上失ってフィニッシュしたものの、それ以前の”貯金”により勝利を手にした。。ラッピは、その時と同様の”劇的”なミスだったと感じていたというのだ。

「こういう気持ちは、実際に勝つまで感じたことがなかった。信じられないよ。この感情は、本当に信じられない。でも、何が起きたのか、そして僕が何を達成したのか、まだ理解できていないんだ」

 ラッピと同じフィンランド人であり、TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表を務めるトミ・マキネンは、その気持ちは理解できると語った。

「私も1994年にここで初めて勝った時、とても信じられなかった。その瞬間を毎日思い出すよ」

スウェーデンで勝った時より、トヨタは強くなっている

 マキネンは、今回のラッピの勝利は、ヤリ-マティ・ラトバラが勝った2月のラリー・スウェーデンよりもヤリスWRCのパフォーマンスを正しく表したものだと考えている。

「2戦目で勝利したことは、特別な瞬間だった。しかしおそらく、我々は強いチームになるための準備が整っていなかったと思う」

「その次のラリー・メキシコ以降、我々はクルマに何をすべきか、分かっていたんだ」

「サスペンションについて、多くのことを施した。マシンはコース上でうまく動くようになったし、それはマシンの中で最大の変化が起きた場所だった」

「その後も開発を続け、ポーランドでは良いレベルにあることがわかった。そして、ここに来るという自信を与えることになった」

 マキネンは、トヨタがWRCに復帰することを決めて以降、厳しい準備期間を過ごしたチームを賞賛した。

「この週末は、チームにとってとても、とても長い日々だった」

 そうマキネンは語る。

「しかし、誰もがこのために一生懸命働いたし、このことをこれから先忘れることはないだろう」

「今週末に成し遂げたことは、我々が強いチームであり、そして共にいるんだということを示している」

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・フィンランド
ドライバー Esapekka Lappi , Tommi Makinen
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース