【WRC】ラリー・モンテカルロ、SS1の事故で観客が死亡
ラリー・モンテカルロの主催者は、WRC開幕戦の第1ステージ中止のきっかけとなったクラッシュに巻き込まれた観客が、死亡したことを確認した。

ヒュンダイのドライバーであるヘイデン・パッドンは、左コーナーでスライドし、マシンのリヤからアウトサイドにクラッシュした。この事故でパッドンのマシンは横転し、コースを塞いでしまったため、この第1ステージは中止された。
この事故で、パッドンとコ・ドライバーのジョン・ケナードに怪我はなかったが、コースサイドの観客が巻き込まれたため、救急隊が出動した。その後、観客の死亡が確認された。
「モナコ自動車クラブは、SS1で起きたカーナンバー4(パッドン/ケナード)の事故の詳細について報告することは差し控える」
主催者はそう公式声明を発表した。
「観客はヘリコプターでニースの病院に運ばれた。医療スタッフが最大の努力を尽くしたにもかかわらず、残念ながら観客の死亡が確認された」
「事故の調査は既に開始されていて、関係者全員は当局に協力する」
「このイベントの関係者全員が、亡くなった観客のご家族、友人、そして個人に深い同情と哀悼の意を表する」
ヒュンダイもこの事故を確認する声明を発表している。
「ヒュンダイ・モータースポーツは、木曜日の夕方、ラリー・モンテカルロの開幕戦で、観客が亡くなってしまったことを知り、深く悲しんでいる」
「この事故は、ヘイデン・パッドンとジョン・ケナードの4号車ヒュンダイi20クーペWRCが山岳地帯に入った直後、クルマが左コーナーの入り口で、路面に張った薄氷を踏んだ時に起きた」
「チームとクルーは、イベント主催者と捜査当局に対し、事故の解明のために協力することを約束する」
「ヒュンダイ・モータースポーツは、亡くなった観客のご家族や友人、そして個人に哀悼の意を表します」
事故を起こしたパッドンはショックを受けているが、自身のツイッターアカウントで、死亡した観客の家族や友人に対して、哀悼の意を述べた。
「今日の事故は、信じられないほど悲しい。そして、私は亡くなった人とその家族、友人のことを考えている」
「起きてしまったことにショックを受けているため、今はこれ以上のことを言うのは難しい。ご家族、ファン、そして我々のスポーツに対して、申し訳ない」
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