【WRC】セバスチャン・ローブWRC"復帰"、シトロエンC3をテスト

来月セバスチャン・ローブは、シトロエン・レーシングのC3WRCをターマックでテストを行う。

 WRC(世界ラリー選手権)の歴史の中で伝説的なドライバーのひとりであるセバスチャン・ローブは、来月シトロエン・レーシングのC3WRCをターマックでテストすることが明らかになった。

 PSA(プジョー、シトロエン、DSブランドを擁するグループ)のモータースポーツグループが創設されたことにより、現在プジョーと契約を交わしているローブは、今季のシトロエンのラリーカーをテストする機会を得た。来月ローブはC3をターマックで1日ドライブする。

 シトロエンとともに戦ったWRCキャリアの13年間で78勝を挙げたローブは、今回の発表に対し次のように述べた。

「PSAモータースポーツグループの創設に伴い、我々は大きなひとつのチームを形成することができた。これにより、僕はプジョーとともにクロスカントリーや世界ラリークロス選手権に出場しながらも、シトロエンC3をテストするチャンスを手に入れることができた」

「久々にWRカーに戻って、どれほど技術が変化したのかをテストするのが待ち遠しい」

 シトロエンが2016年にC3の開発をスタートし、今季よりWRCフル参戦復帰を果たしたが、これまでのところは厳しい戦いを強いられている。

 ラリー・メキシコで勝利したシトロエンのエースドライバーであるクリス・ミークは、前戦ラリー・ポーランドで欠場命令が下され、その代理としてアンドレアス・ミケルセンが参戦した。その間ミケルセンはマシン開発に貢献した。

 ローブは、2012年に9度目のタイトル防衛を果たし、WRCから引退した。その後、ラリークロスとダカールラリーに戦いの場を移した。世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦した経験もある。それでもローブの心には、未だラリードライバーとしての情熱が残っていたという。

「まだラリーに対する情熱は途絶えていない」とローブ。

「5年前にWRCを引退してから、様々なカテゴリーに参戦した。でも僕が最も愛するのはラリーの感覚なんだ」

 シトロエンはすでにミケルセンとミーク、クレイグ・ブリーンの3名を参戦させることを確定しているため、ローブが来月行われるラリー・ドイツで、参戦復帰するという話はないようだ。

 PSAモータースポーツの代表であるジャン-マルク・フィノットは、ローブに対し今季のWRカーを試すチャンスを与えた背景について説明した。

「セバスチャンとは、PSAの価値観を共有できている。それがこれまでも我々シトロエンとプジョーがローブと密接な関係を持ってきた理由だ。彼は完全にチームのスピリットと調和しているし、チームの柱のひとつでもあるのだ」

 ローブは、アクティブセンターディファレンシャルが搭載されたマシンで参戦経歴をもつ数少ないドライバーのひとりでもある。それはシトロエンC3が苦戦している分野のひとつだ。

【関連ニュース】

 ダウンフォースは最大2.2G! 開発者が語るトヨタ・ヤリスの"強さ"

ミケルセン、ラリー・ドイツでもシトロエンのシートを確保

ミケルセン、ミーク欠場に心を痛めるもマシンの"微調整"に自信

 F1ルノー、クビサのテストは”2018年”に復帰可能かの評価だと強調

ホンダF1元副社長のサフナウアー、ホンダの浮上を確信

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ WRC
ドライバー セバスチャン ローブ
チーム シトロエン・ワールドラリー・チーム
記事タイプ 速報ニュース