【WRC】体調不良のラトバラ「厳しかったけどポイントが必要だった」
トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・ポルトガルを完走するために医師を”説得”しなければならなかった。






トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・ポルトガルの期間中、体調不良に見舞われていた。彼は土曜日の夜には脱水症状を感じ、ポルトの病院で診察を受けた。そして、日曜日の朝午前5時半まで同地に留まっていたという。
「僕は鎮痛剤を服用していた。それは僕を少し助けてくれたが、問題は他にあった。僕は何かを食べても、それをお腹に留めておくことができなかったんだ」
ラトバラはmotorpsort.comに対してそう語った。
「だから僕はエネルギーがなかった。最終的に僕は、土曜日の夜8時に病院に行ったんだ」
「そこで診察を受けた時、医者は僕に『日曜日はドライブできない』と言った。でも、僕は彼に言った。『僕はドライブする必要がある。そのポイントが必要なんだ!』ってね」
「結局は僕らはドライブすることに同意したが、フィニッシュした後にチェックのため、病院に戻らなければならなかった」
ラトバラは金曜日の午後に横転を喫するまでは、ラリーをリードしていた。結局ラトバラは最終的に9位となり、ランキングではトップのセバスチャン・オジェから40ポイント差の3位になってしまった。
「気分はだいぶ良くなったけど、少し眠ることが必要だ」
ラリーの後、ラトバラはそう語った。
「眠れなかったから、肉体的にも精神的にもとても疲れている」
「自分の部屋に戻ってきたのは、サービスパークに来る1時間前だった」
「僕はポイントを獲ることができたけど、個人的には最も厳しいラリーだった。これまで経験したことがないくらいにね」
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この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・ポルトガル |
ドライバー | ヤリ-マティ ラトバラ |
チーム | Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | David Evans |