【WRC】"契約期限延ばしてでも"VWポロ参戦計画を熱望したオジェ

セバスチャン・オジェは、VW・ポロWRCでプライベーター参戦することを計画があり、実現のためにMスポーツとの契約期限を2回も遅らせていた。

 セバスチャン・オジェは2016年末にフォルクスワーゲン(VW)がWRC撤退したのがきっかけで、その後、Mスポーツに移籍した。もともと彼は2017年シーズンをVW・ポロWRCでプライベーターとして参戦することを計画があったという。しかし、その計画は複雑な交渉のせいで時間を要し、オジェもMスポーツとの契約の期限を2回引き伸ばしたものの、最終的には頓挫してしまった。

 今週の火曜日、フォルクスワーゲンは莫大な開発費をかけた2017年スペックのVW・ポロがWRCに参戦できないことを明らかにした。

 フォルクスワーゲンは、プライベーターがこのポロをWRCで使えるように、期限を過ぎてからのホモロゲーション取得すること、または取得を免除するようFIAに要望していた。WRCに参戦しているマニュファクチャラーたちはこの”特例”について議論を行ったが、そこで多くの疑問点が生じたこともあり、フォルクスワーゲンとFIAの2週間もの議論及ばず、マシンのホモロゲーション取得は許可されないことが決まったのだ。

 オジェが計画していたプライベーター参戦は、元ジュニア世界ラリーチャンピオンであり、長年プライベーターとしてWRCに参戦しているマーティン・プロコップとノルウェー出身のラリードライバーであるスター・マッズ・オストベルグとの協力があった。

「その時は全て整っていた」とプロコップは語った。

「このプロジェクトは、セバスチャンのパートナーであるレッドブルが関与していた。ポロも僕たちの本拠地であるジフラバに持ってくるはずだった。オジェも計画を実現させるために、開幕戦のラリーモンテカルロに欠場することにも賛成してくれていた。むしろ彼はその分の時間を家族と過ごしたいと言っていたんだ」

「ジフラバのポロWRC、そのサービスを僕たちのチームが行い、ドライバーにセバスチャン・オジェを迎える。本当に素晴らしいアイデアだった。フォルクスワーゲンの人たちでさえも、ポロがそのまま博物館送りにされないことを喜んでいた。でもそれは叶わなかった」

「それとは別に僕たちは2017年のフォード・フィエスタWRCを所有しているので、うまくいけば5月のポルトガルか6月のサルデーニャに参戦できるだろう。それが現実だ」

 プロコップはポロWRCでの参戦計画は、カタールからの関与によって頓挫したことを明らかにした。

「僕たちとの契約が締結される直前に、フォルクスワーゲンはカタールから資金援助を受ける約束をしていた。でも全てがうまく噛み合うまで時間を要することになった。それに対してもオジェは寛容で、2回も契約の期限を引き伸ばしてくれていたんだ」

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この記事について
シリーズ WRC
ドライバー セバスチャン オジェ
チーム フォルクスワーゲン・モータースポーツ
記事タイプ 速報ニュース