【WRC】"退屈な"ドイツのルート編成にエントラントたちが不満

今季のラリー・ドイチェランドの改訂されたルートはエントラントたちから不評のようだ。

 ラリー・ドイチェランドは、ここ数年ドイツ西部の古都トリアーを中心に行われていたが、今季のホストタウンはボスタルジーに置かれた。さらにスーパーSSがザールブリュッケンで行われているため、これまで使用していたルートが変更されている。

 今季改訂されたルートに対し、トップ争いを繰り広げるドライバーやコ・ドライバーたちは”退屈”であると批難している。

 今回のイベントは、伝統的なブドウ畑とバウムホルダー軍事演習場内、ザールラント国道という3タイプの道が用意されている。特にエントラントたちを不安にさせているのはザールラント国道が使用されている直線的なルートのようだ。

 あるドライバーは次のように主張している。

「こんなラリー、理解できないよ。彼らはこのイベントの特徴を変えてしまったんだ」

「昨年までは本当に良いラリーだったけど、今回のラリーは本当に退屈だ。完全にストレートか、もしくはほぼ真っ直ぐのストレートを走るだけじゃないか。このルートになんの意味があるんだ? 僕にとっては本当につまらないラリーだ」

 ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)のコ・ドライバーであるセブ・マーシャルは、ラリーの勝敗を決めるのは土曜日に行われる2回目のバウムホルダーステージの前までであると認めている。

「金曜日にはブドウ畑中心のステージがある」

「そこには人によって好みのステージだったり、苦手なステージがあったりして、ステージによって性格が変わる。さらに土曜日のパンツァープラッテ(イベント最長ステージ)は誰にとっても間違いなく挑戦的なステージになるだろう」

「しかし、それ以降の土曜日と日曜日のステージは"ほぼ高速"ステージだ。そこでライバルに差をつけるのはかなり困難だ」

「差をつけられるのは強力なエンジンを搭載し、素晴らしいエアロが付いているクルマだけだろう」

 さらにシトロエンのクレイグ・ブリーンは、今回のルート編成について次のように語っている。

「できるだけギャラリーを動員するために主催者が今回のようなステージ編成にしたことは理解できる。でも、僕たちは金曜日に3ステージをそれぞれ2度走行する予定なんだ」

「僕たちが使うそのルートでは、主催者がVIPランを開催する予定があって、それが終了する頃には600台ものクルマがステージを通過していることになる。もし雨が降ったなら、僕たちは悪夢を見ることになるだろうね。ほとんどのコーナーをカットできるようになるだろう」

 ブリーンは天候によって展開が大きく左右されると語った。

「(ティエリー)ヌービルには大きなアドバンテージになるだろうね。コーナーをカットできるだけの余地がたくさんあるんだから」

「言うまでもなく、今回のルートは最善策ではないだろう。ブドウ畑やバウムホルダーから離れて田舎道に行っても、対して面白くない。今回のイベントはラリーの特徴を大きく失ってしまっている」

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・ドイツ
記事タイプ 速報ニュース