【WRC】開幕戦の前日シェイクダウン、トヨタのラトバラは4位

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロの3.35kmに及ぶシェイクダウンでは、Mスポーツのオジェが首位。トヨタのラトバラは4位につけた。

 2017年1月19日よりスタートするWRC開幕戦、ラリー・モンテカルロ。その前日にラリーのホストタウンとなるギャップ周辺に設定されたステージで、シェイクダウンが実施された。

 2017年WRC(世界ラリー選手権)の大きなトピックは、テクニカルレギュレーションが一新されたことだ。リストリクターの拡大や最低重量の引き下げ、エアロダイナミクスの大型化が図られたことによって各チームはそれぞれニューマシンを投入しているが、そのなかで最も注目を集めているのがTOYOTA GAZOO Racing WRCだと言えるだろう。

 同チームでラリーオペレーションおよびマシン開発を担うのは、かつてWRCで4連覇を果たした経験を持つトミ・マキネン。ドライバーは昨年までフォルクスワーゲンで活躍していたヤリ-マティ・ラトバラ、ヒュンダイを経て昨年からトヨタの開発を担ってきたユホ・ハンニネンを起用した。そして気になるマシンはヤリスWRCであり、GTマシンのような大胆なエアロフォルムが特徴的なマシンだ。

 同モデルの初めての走行は2016年4月に行われ、ライバルメーカーと比べるとやや遅い滑り出しとなったが、それからトヨタは急ピッチで開発テストを実施した。そのパフォーマンスが注目されるなか、スタート前日の1月18日、ラリーのホストタウンとなるギャップ周辺に設定されたステージ(3.35km)でシェイクダウンが実施された。

 シェイクダウンとはスタート前に行われる合同テストであり、マシンの最終チェックおよびセットアップを行うべく、各ワークスチームが参加した。

 そのセッションで幸先の良いスタートを切ったのが、フォルクスワーゲンの昨年限りの活動休止に伴い、2017年よりフォードのサテライトチーム、Mスポーツに加入したセバスチャン・オジェだ。オジェは4連覇の実力を見せつけるかのように、フォード・フィエスタWRCでトップタイムをマークした。

 これに対して注目のトヨタ陣営は、エースのラトバラが首位のオジェから約7秒遅れの4番手タイムでシェイクダウンを消化した。

 シェイクダウンは約3kmのショートコースだったことを考えると大きな差に思えるが、ラトバラによれば「いろいろと試していたけれど、クルマのフィーリングは悪くなかった」とのこと。シトロエンやヒュンダイもタイヤ選択の影響で下位に沈んだ可能性が高いだけに、各メーカーの実際のところのパフォーマンスはまだ未知数であるといったところだ。

 2017年WRCは明日の1月19日にモナコのセレモニアルスタートを経て、本格的な開幕を迎える。

取材・文:廣本 泉

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・モンテカルロ
サブイベント Shakedown
記事タイプ 速報ニュース