【WRC】開幕戦Day1トヨタ:ハンニネン3番手でヤリスWRCに手応え

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ初日。ヤリスWRCはハンニネンが3番手で手応えを感じる一方、ラトバラは9番手に終わった。

 2017年WRC開幕戦ラリー・モンテカルロは1月19日(日本時間1月20日)、モナコのカジノ広場を舞台に行われたセレモニアルスタートで幕を開けた。

 数多くのギャラリーに見送られるなか、ライトアップされたスタートランプを駆け抜けていくワークスマシンたちは、そのまま漆黒の闇に包まれたフレンチアルプスへと向かう。本来であれば、ナイトステージのSS1(21.25km)で本格的な競技がスタートしていたものの、ここで予想外のハプニングが発生することとなった。

 ヒュンダイでi20クーペWRCを駆るヘイデン・パッドンがスタートから19.9km地点でコースアウト。幸いドライバー、コドライバーともに大きな怪我はなかったものの、巻き込まれた観客が死亡したことから、ステージがキャンセルされることになったのである。

 これにより、実質的なオープニングステージとなったのは25.49kmのSS2だった。ここではヒュンダイのエースとしてi20クーペWRCを駆るティエリー・ヌービルが、闇夜を切り裂くかのような走りでベストタイムをマーク。これに対して、Mスポーツでフォード・フィエスタWRCを駆る4連続チャンピオン、セバスチャン・オジェが7.8秒差の2番手で続く。

 そして、この上位2台に続いたのが、トヨタのセカンドドライバーとしてヤリスWRCを駆るユホ・ハンニネンで、ソフトタイヤを武器に3番手をマークした。さらに、シトロエンのエースとしてC3 WRCを駆るクリス・ミークが首位から15.8秒差の4番手でデイ1をフィニッシュした。

 一方、トヨタのエース、ヤリ-マティ・ラトバラはハードタイヤを選択したことで「アイス路面を慎重に走った。周りとのタイム差に驚いた」とのこと。その結果、首位から28.4秒差の9番手に出遅れることとなった。

 このように同じチームとはいえ、明暗を分けることとなったが、「クルマのパフォーマンスがいいことは分かっている」とハンニネンが語るようにヤリスWRCの仕上がりは悪くなさそうだ。明日はトヨタ陣営のさらなる躍進に期待したい。

 20日(日本時間1月21日)に行われるデイ2は、9時から17時14分までタイムスケジュールが引かれており、計6ステージ(SS3からSS8、総距離166km)を争う予定だ。

取材・文:廣本泉

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・モンテカルロ
記事タイプ レースレポート