【WRC】2戦連続クラッシュのヌービル。ヒュンダイ「彼のミスは罪深い」

ヒュンダイのチーム代表は、2戦連続でイベント3日目の最終ステージでクラッシュを喫しているヌービルのミスに苛立ちを感じている。

 ヒュンダイのティエリー・ヌービルは、今季のラリー・モンテカルロとラリー・スウェーデンの中盤まで首位を走行した。しかし両イベントとも、3日目の最終ステージで起こしたクラッシュによるリタイアのせいで、結果が伴っていない。

 ヌービルのスウェーデンでのクラッシュは3日目の最終ステージであるSSS15(スーパースペシャルステージ/競技車両が2台同時にスタートするステージ)で起こった。SSS15のコースは全長1.9kmで広場に設置されたポールによって作成されており、SSS1のリピートステージ(ラリーイベントの中で、再び同じステージを走行すること)であった。ヌービルは同ステージ中に左の中低速コーナーで、イン側のポールにフロントを引っ掛け、そのまま弾かれるようにアウト側のウォールへ衝突した。そのクラッシュによりステアリングにダメージを負ったヌービルはリタイアを余儀無くされた。

 ヒュンダイのチーム代表であるミシェル・ナンダンは、モンテカルロでのヌービルのミスは理解することができるが、スウェーデンのSSS15でのミスは許されないものだと苛立ちを隠さなかった。

「我々の仕事はそう悪いものでもなく、マシンにも競争力があるものの、こうもミスが続くのは本当にストレスを感じる」とナンダンはAutosportに語った。

「モンテでのミスはラリーで起こり得ることだと思うが、SSSでのミスはありえない。小さな接触であろうが、大きなロスに繋がる」

「そのミスは起こるべきではない。そもそも全長2kmのステージで起こるミスだとは思えない」

「彼はこの過ちから学ぶ必要があり、次戦であるメキシコに集中しなければならない」

「確かにシーズンは始まったばかりだが、この2戦でのポイントはもう取り返すことはできない」

「しかし、まあいいんだ。今は次戦でどうなるか楽しみにしていよう」

 もしモンテカルロとスウェーデンでミスなく完走していれば、ヌービルはチャンピオンシップをリードしていただろう。

 現在彼は8ポイント獲得しているが、それはモンテカルロとスウェーデンのパワーステージ(総合タイムとは別に該当ステージで1-5位のドライバーにポイントが与えられる)で入賞して得たものだ。ヌービルは、ポイントランキングで首位につけているトヨタのヤリ-マティ・ラトバラから40ポイント差をつけられ、8番手にいる。

「どちらの土曜日にも、安定して勝つための慎重な戦略があった」とヌービルは語った。

「僕たちはモンテを繰り返したいとは全く思っていなかったが、まさにそうなってしまった」

「僕の小さなミスによって選手権でのリードを失ったことは間違いなく、それがチーム全体を失望させてしまったと思っている」

「チャンピオンシップに大きな影響を与えてしまったという別の問題もある」

「僕のラリーへのアプローチは正しいのだと確信しているが、不運が重なっている。でも僕たちの可能性はまだ残されているのだから、とにかく積極的に前に進むことに集中しなければいけない」

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シリーズ WRC
ドライバー Michel Nandan , ティエリー ヌービル
チーム ヒュンダイ・モータースポーツ
記事タイプ 速報ニュース