【WRC】2日目首位のラッピ「WRカーでこのラリーに出るのが夢だった」
WRC(世界ラリー選手権)ラリー・フィンランド2日目は、トヨタの新人、エサペッカ・ラッピがトップタイムを記録した。

午前中、多くのトップドライバーたちがトラブルに見舞われたことで上位争いから脱落。それによりトヨタのヤリ-マティ・ラトバラがトップにたったが、午後のセッションで新人のラッピがラトバラのタイムを連続で上回り、4.4秒差をつけてトップの座を奪った。
ふたりの同僚であるユホ・ハンニネンもサスペンションにトラブルを抱えたが、2日目の終わりに総合5番手につけた。
トヨタ陣営は、イベント後に次のようにコメントを寄せた。
ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
「エサペッカはいつも本当に速いドライバーですが、これほどとは思っていませんでしたし、我々がトップ2でデイ2を終えることができるとも予想はしていませんでした。クルマはとてもバランスが良く、自分自身のドライビングにも満足しています。ヤリスWRCは、まさにラリー・フィンランドで使われているような道で開発されたので、少しアドバンテージがあるかもしれません。良いクルマがあり、何も問題が起こらなければ、運転だけに集中することができます。大きなリスクを負わないように心がけながら、自信を持ってラリーを戦っていきます」
ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)
「非常によい感触が得られた一日でした。ハイスピードセクションやジャンプにおいても、クルマのハンドリングは非常に良かったです。午前中のステージでは、タイヤのグリップ力が頻繁に変わるなど難しいコンディションだったので100%の自信を持って走ることができませんでしたが、午後には改善されタイムも良くなりました。また、クルマが岩に当たりサスペンションにダメージを受ける場面もありましたが、幸いにもそれほど大きなタイムロスなく1日を終えることができました。明日もこの調子で頑張ります」
エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)
「まさか、ラリー・フィンランドでトップに立てるとは思っていませんでした。WRカーでこのラリーに出るのは子供の頃からの夢だったので、信じられない気持ちです。ここまでのところミスをすることなく、とてもうまく走ることができていますし、クルマも完璧だったので自分の力を全て出しきることができました。ただし、大きなリスクを負ってまでヤリ-マティと戦うつもりはありません。素晴らしい観客が応援してくれる中、ラリーをリードするのは特別な気分です」
※文中のコメントはTOYOTA GAZOO Racing NEWSより抜粋。
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