豊田章男トヨタ社長「ヤリスWRCが走る姿を見られる日が一刻も早く訪れることを願う」
ラリー・メキシコを優勝したトヨタ。同社の豊田章男社長がこれについてコメント。次のアルゼンチン戦が延期されたことを受け、シーズン再開の日が一刻も早く訪れるのを願うと語った。
写真:: McKlein / Motorsport Images
WRC(世界ラリー選手権)ラリー・メキシコで、TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・オジェが優勝した。
今年のラリー・メキシコは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、スケジュールが短縮。土曜日の走行をもって全てのスケジュールが終了することになった。
優勝したオジェは金曜日に首位に立つと、土曜日にそのリードを拡大。2位オット・タナク(ヒュンダイ)に対して27.8秒のリードを築き、トヨタ移籍後初優勝を飾った。
この勝利について、TOYOTA GAZOO Racingのチーム総代表も務める、トヨタ自動車の豊田章男社長が、プレスリリースに次のようにコメントを寄せた。
「WRC復帰以来、毎年苦しい思いをしてきたラリー・メキシコで、ついに優勝することができました。オジエ選手、イングラシア選手おめでとう。ありがとう。最初の2年はオーバーヒートで完走もままならぬ状況でした。ラジエーターを開発するエンジニアたちも努力を続けてくれて、ようやく手にした優勝です。改善を続けてくれたラジエーターエンジニアたちの“冷却魂”にも感謝したいと思います」
世界中でモータースポーツが延期や中止される中、ラリー・メキシコは日程こそ短縮されたものの、予定通りの週末に開催された。豊田社長はこれについても言及。大会関係者やチームのメンバーに感謝の言葉を述べると共に、シーズン再開を待ち望んでいると語った。
「今回の大会開催にあたっては、主催者をはじめとする地元の皆様が、大会をより安全に開催できるように配慮されていたと聞きました。ファンの皆様にラリーを楽しんでいただけたのも、彼らの懸命な働きによるところだと思います。本当にありがとうございました。また、選手達はファンといつもより距離を置いて接さざるをえなかったとも聞きました。そんな中でも、ファンに残念な思いをさせまいと、精一杯のファンサービスをしてくれたドライバー達の姿を大変嬉しく思います。みんなありがとう」
「次戦のアルゼンチン戦の延期も発表されていますが、ヤリスWRCが元気に走る姿をファンの方々に見ていただける日が、一刻も早く訪れることを願っております」
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