SS2に続き、SS4も赤旗からキャンセルに。ブリーンがコースオフ……ここまで全車が走行したSSはなし|WRCラリージャパン
WRCラリージャパンは、SS4でクレイグ・ブリーンのコースオフがありステージキャンセル。多くのマシンが走行できないままサービスパークに戻ることとなった。
写真:: McKlein / Motorsport Images
11月10日の走行開始以降、SS1、SS2でアクシデントが発生したWRC第13戦ラリージャパン。迎えたSS4もアクシデントのためキャンセルとなってしまった。
10日に行なわれたSS1では、シトロエン C3 ラリー2をドライブする新井敏弘はスタートから500m地点でクラッシュ。クルーは無事だったもののステージはキャンセルされ、新井の後ろに控えていた車両は走行できずじまいで2日目を迎えた。
2日目早朝からスタートしたSS2では、ダニ・ソルド(ヒョンデ)のマシンが炎上。消火作業もむなしく車両は全焼した。ソルドは当時の状況について「車内にガソリンの匂いが充満していて、ストレートに来た時にシートの間から火が大量の煙と共に迫ってきて、マシンを止めた。消火しようとしたが到底無理だった。チームに申し訳ないし、こんな形でマシンを失うなんて最悪の1日だ」と振り返っている。
この影響で、SS2とその直後に控えていたSS3はキャンセルに。わずか7台しかタイムを記録できていないまま、SS4に進むことになった。
しかしそのSS4も、クレイグ・ブリーン(Mスポーツ・フォード)のコースオフにより中断。その後セッションはキャンセルされ、各車両のクルーたちがサービスパークである豊田スタジアムに戻ることがアナウンスされた。
結果的に大会2日目の午前は、ラリー1の一部の車両のみが走行したに留まった。初日を含めても、WRC2ら下位クラスのほとんどのドライバーは一切競技をすることなくサービスパークに戻る形となった。
SS4を終えた時点での総合順位は、ティエリー・ヌービル(ヒョンデ)がトップ、2番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)が34分21秒6の同タイムで続いている。
なお午後のSSは、SS2と同じ『伊勢神トンネル』を舞台にしたSS5が13時31分にスタート予定となっている。
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