勝田貴元、WRCラリージャパン2日目を5番手で終える。課題のアンダーステアが改善も「グリップを失った部分もあった」
WRCラリージャパンで2日目を5番手で終えた勝田貴元は、午前中に課題に挙げていたアンダーステアは解消されたとしつつも、今後はグリップとのバランスをとっていく必要があると語った。
2022年世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリージャパン。自身初となる母国日本でのWRC戦に挑んでいる勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racing WRT Next Generation)は、競技2日目を5番手で終えた。
2日目はSS2〜SS6(SS7はキャンセル)が実施されたが、勝田はSS2の難所、旧伊勢神トンネルで「ほとんど止まってしまうくらいまでスピードを落とした」ことでタイムロス。SS2の時点でトップとの差が14.7秒となった。
その他にも、午前中の走行ではアンダーステアに苦しんでいたという勝田。午後の走行を前にしたサービスでリヤのディファレンシャルを中心にセットアップを変更したところ、午後はアンダーステアを大幅に解消することに成功したものの、その弊害に苦しんだ部分もあったようだ。
「朝は少しアンダーステアが出たり、この道に合わせたセッティングにしきれていなくて苦戦していましたが、昼のサービスでセットアップを変えた結果、だいぶアンダーが消えたので朝より気持ち良く走れました」
「そのデメリットとしてグリップを失ってしまった部分はあって難しい場面もありましたが、明日 は修正しながら良いところを見つけたいです」
「今日の午後の気温でこのグリップレベルだと、明日の朝は間違いなくグリップ不足に悩むと思うので、グリップを足していけるようにしたいですね」
2日目を終えた時点でのトップとの差は20.6秒。残りのSSでなんとか上位陣に食らいつきたい勝田だが、「20秒差でも40秒差でも、日曜に雨が降っちゃったらその差もないようなものです」と苦笑する。最終日の降雨の可能性も含め、今後の展開は読めないが、まずはSS8から始まる3日目で良いリズムを掴みたいと語った。
「今日も色々あって(SSが)短くなってしまいました。明日は一番難しいステージから始まりますが、良いリズムで終えて、午後のループにつなげていきたいです」
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