【WRC】4位入賞ハンニネン「後半はポジティブなラリーが続き嬉しい」
WRC第10戦ラリー・ドイチェランド最終日が行われ、トヨタのユホ・ハンニネンが4位入賞を果たした。

WRC(世界ラリー選手権)第10戦ラリー・ドイチェランド最終日が行われ、トヨタのユホ・ハンニネンが4位入賞を果たした。
ラリー・ドイチェランド3日目より4番手争いを繰り広げたハンニネンとMスポーツのエルフィン・エバンス(Mスポーツ)。3日目の午前中で一時的にハンニネンが4番手に浮上したが、トラブルのせいでエバンスに逆転され、5番手で最終日を迎えていた。
しかし、最終日のオープニングステージであるSS18で区間トップタイムを記録したハンニネンは4番手を奪い返し、そのポジションを維持して総合4位入賞を果たした。
同僚のヤリ-マティ・ラトバラは総合7位、イベント前半でリタイアを喫してラリー2規定で復帰していたエサペッカ・ラッピは、SS19でトップタイム、さらにパワーステージで2番手タイムを記録し、総合21位でイベントを終えた。
イベント後、トヨタ陣営は次のようにコメントを寄せた。
ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車/総合7位)
「今朝最初のSSでは、まだ調子が上がっていなかったのでやや遅れをとりましたが、次のSSはうまく走れました。自分が好きなタイプのコースだったので、その再走となるパワーステージには自信を持って臨みました。しかし、SSをスタートしてすぐ左コーナーで何かに当たってしまい、その後はパンクを回避するためペースを落としました。ラリー序盤にトラブルで遅れたことを考えれば、こうしてポイントを獲得できたのは喜ぶべきことだと思います」
ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車/総合4位)
「ラリー序盤に大きく遅れてしまいましたが、それ以降は良い戦いができました。4位という結果には本当に満足しています。ラリー期間中を通して、クルマもフィーリングも素晴らしい状態でした。今朝は最初のSSでアタックを楽しみ、その後は少しペースを落としました。今シーズンの前半と比べると、後半はとてもポジティブなラリーが続き嬉しいですね」
エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車/総合21位)
「昨晩は、うまく行かなかった理由を精査し、原因を見つけることができました。その結果、今朝は状況が改善され2本目のSSはうまく走れましたが、その次のSSではブレーキタイミングの遅れによりコースを外れ、エンジンが止まってしまいました。また、最後のパワーステージではひやっとするシーンもありましたが、幸運にも切り抜けることができました。いろいろありはしましたが、今日のスピードには満足しています」
※文中コメントはTOYOTA GAZOO Racing NEWSより抜粋。
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