FIAとWRC、亡くなったクレイグ・ブリーンのナンバー『42』を今季の欠番に
WRCとFIAは、テスト中のクラッシュによって亡くなったクレイグ・ブリーンが使用していたゼッケン42番を今季の欠番にすることを決定した。
写真:: McKlein / Motorsport Images
ヒョンデのクレイグ・ブリーンが、WRCラリー・クロアチアに向けたテスト中に亡くなったことを受けて、彼が使用していた42番が今季の欠番となることが決まった。
ブリーンは2019年にパートタイムドライバーとしてヒョンデに加わった時から、42番を使用。昨年、M-スポーツでWRCにフル参戦した際も、同ナンバーを使用。2023年はヒョンデの3台目のドライバーとして、第2戦ラリー・スウェーデンで2位を獲得し、第4戦ラリー・クロアチアが今季2戦目のWRC出場となるはずだった。
Craig Breen, Hyundai World Rally Team
Photo by: McKlein / Motorsport Images
ブリーンが亡くなったことを受けて、ヒョンデは2台体制に縮小してラリー・クロアチアを戦うことを発表。ヒョンデはブリーンの遺族や、コ・ドライバーのジェームス・フルトンと協議した上、この決定を下した。
そしてWRCとFIAは合同で、ブリーンが使っていた42番を今季の欠番とすることを決定した。これは、今年初めにケン・ブロックが亡くなった際にWRCが行なった措置と同様であり、結果としてブロックが使っていた43番とブリーンの42番が今季の欠番となった。
またヒョンデは、ラリー・クロアチアでティエリー・ヌービルとエサペッカ・ラッピのマシンに、特別なカラーリングを施すことを決めている。ラリー1とラリー2の全クルーも、何らかの形でブリーンを追悼するだろう。
FIA会長モハメド・ベン・スレイエムは、ブリーンの訃報を受けて「FIAを代表して、クレイグ・ブリーンのご家族とご友人に哀悼の意を表します」と、声明を発表している。
「この困難な時期に、我々の思いと祈りは彼の愛する人たちとラリーコミュニティ全体とともにある」
事故以来、モータースポーツ界全体からブリーンへの哀悼の意が捧げられている。
彼の葬儀は母国アイルランドで、火曜日の午後1時にフェリーバンクの聖心教会で行なわれる。葬儀の模様は、参列できない方のためにこちらで配信される予定となっている。
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