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WRC、ラリー・ジャパンを含む2022年の開催イベント9戦が承認。しかし日程決定は現状2戦のみ

FIAの世界モータースポーツ評議会の会合が行なわれ、2022年のWRC(世界ラリー選手権)のうち9つのイベント開催が承認された。

Thierry Neuville, Martijn Wydaeghe, Hyundai Motorsport Hyundai i20 Coupe WRC

写真:: Romain Thuillier / Hyundai Motorsport

 WRC(世界ラリー選手権)の2022年開催カレンダーの一部が、7月8日(木)に行なわれたFIA世界モータースポーツ評議会の会合で承認された。この日承認されたのは、合計で9つのイベント。うちモンテカルロとスウェーデンは開催日程が発表されているが、日本を含む他の7つのイベントは、開催日及び開催順序共に未定となっている。また、これ以外にも複数のラリーが追加される可能性がある。

 9つのラリーの開催が承認された2022年のWRC。しかし、ほとんどのイベントはまだ開催時期も決まっていない状態である。ただ、開幕戦モンテカルロと第2戦スウェーデンのみ、開催時期が決定。これは、2022年からWRCには新レギュレーションが導入され、各マニュファクチャラーのマシンがプラグイン・ハイブリッドになることなどが決まっているため、その開発期間をしっかりと見極められるよう配慮されたもののようだ。

 2022年のWRCは、1月20〜23日に開催されるラリー・モンテカルロで開幕。2月24日〜27日にスノーラリーとして行なわれるラリー・スウェーデンが第2戦に組み込まれている。

 この2戦のほか、ポルトガル、イタリア、ケニア、スペイン、日本、エストニア、ギリシャの7戦の開催も承認されたが、その開催日程や開催順は未定のままである。

 今回発表されたのは9戦のみにとどまったものの、最大でこの他に4つのイベントが追加される可能性がある。今季の開催カレンダーに載せられながら、来季の開催カレンダー入りを現時点で果たしていないのは、クロアチア、フィンランド(ラリー・フィンランド)、フィンランド(アークティック・ラリー)、ベルギーである。このほか、イギリスでのラリーGBも、開催復活を目指して活動を活発化しているが、2022年のカレンダー入りするかどうかは現時点では不明だ。

 またmotorsport.comの取材によれば、2022年のシーズン終盤戦に、フライアウェイ戦が追加される可能性もあるという。その候補となるのは、ニュージーランドやオーストラリアなどだろう。

 なおアメリカでのラリーについては、2023年の開催実現が目指されていると見られる。

2022年WRC開催カレンダー(暫定版):

イベント 

路面

日程

モンテカルロ

ミックス

1月23日

スウェーデン

スノー

2月27日

ポルトガル

グラベル

未定

イタリア

グラベル

未定

ケニア(サファリ・ラリー)

グラベル

未定

日本(ラリー・ジャパン)

ターマック

未定

スペイン

ターマック

未定

エストニア

グラベル

未定

ギリシャ

グラベル

未定

 

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