【WRC】Mスポーツの新人エバンス。トヨタやヒュンダイが興味あり?

WRCラリー・フィンランドで2位表彰台を獲得したエルフィン・エバンスは、2018年ドライバー市場において株が上がっているようだ。

 WRCラリー・フィンランドで2位表彰台を獲得したエルフィン・エバンスは、2018年ドライバー市場において株が上がっているようだ。

 Mスポーツのマルコム・ウイルソンは、2018年もエバンスを手放すことはないと主張しているが、トヨタやヒュンダイから興味を持たれていることは否定できないと語った。

 優勝のティエリー・ヌービルから0.7秒差で2位につけた今季アルゼンチンに続き、ラリー・フィンランド2位入賞はエバンスの評価を高めている。

 トヨタのチーム代表であるトミ・マキネンも、今季のエバンスの活躍が強く印象に残っていることを認めている。

「彼のドライブはとても良い。来シーズンどうなるのかが楽しみなドライバーだ」

「このような結果を出すことができる若手ドライバーには常に興味がある。来年の話をするのは面白いだろう」

 フィンランドでトヨタの若手ドライバー、エサペッカ・ラッピが自身4度目のWRC参戦で優勝したこともあり、そのイベントで3位に入賞したトヨタのユホ・ハンニネンは、来期のレギュラーシートを失うのではないかと広く噂されている。

 マキネンは、来季の計画について次のように答えている。

「来季に向けてまだ動いている途中だ。我々のチームの中では何も決定していない」

「TOYOTA GAZOORacing(日本)側と来季について話し合わなくてはならない。今はその最中だ。決定次第、お伝えできるだろう」

現状維持を望むMスポーツ

 マキネンが目星をつけているのはMスポーツの3名のドライバー、エバンスとセバスチャン・オジェ、オット・タナクである。トヨタはすでにオジェと接触しており、来季について話し合いが行われているようだ。

 Mスポーツのウィルソンは、オジェを確保しておくことは、チームの財政に大きな影響を及ぼすと理解している。その一方で、エバンスやタナクの方に比重を置いているウィルソンは、特にエバンスは手放したくないと考えているようだ。

「エルフィンはどこにもいかない」

 そうウィルソンは語る。

「何度も言っているが、私が理想とするのはチーム体制がそのまま維持されること、特にエルフィンがチームに残留することだ」

「私はフィンランドのエルフィンを見たとき、感激したのだ。我々は皆、ラリー・フィンランドでのフィンランド人の強さや、毎年彼らが上位に位置することも理解している」

「そういった背景があるにも関わらず、エルフィンはこのイベントで再び強烈な結果を残した。金曜日は厳しい1日となったが、彼は本当によくやった」

「金曜日の夜の段階では、この結果は遠いところに見えていたが、彼は素晴らしいスピードを発揮して、帰ってきた。さらに、予定されていた事前テストを彼だけ行うことができなかったことを加味すると、より感心させられた」

 一方のエバンスは、DMACKワールド・ラリー・チームとの努力によって、来季のレギュラーシートを獲得することができると信じている。

「フィンランドでの結果は素晴らしかった。満足しているよ」

「正直に話すと、これまで3イベントではあまり調子が良くなかったんだ。ポーランドでは、少しガレージで作業することになってしまったから、良いイベントにできなかった」

「でも僕たちはみるみるうちに調子を取り戻すことができた。区間優勝と2位を獲得したんだ。僕たちは全てをやり遂げた」

「もちろん全てを完璧にこなすため、チームとイベントごとに取り組んできたものがいくつかある。僕はそれによって来シーズンのシートを獲得できると思っている」

 先週のフィンランドでは、ドライバーの市場予想で話が持ちきりであり、エバンスはダニ・ソルドの代わりとして、ヒュンダイに移籍するのではないかという噂も立っていた。

 以前ヒュンダイと契約を交わしていたエバンスだが、チーム代表であるミシェル・ナンダンは、来季もラインアップを変更するつもりはないと語っている。

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シリーズ WRC
ドライバー エルフィン エバンス , Tommi Makinen
記事タイプ 速報ニュース