レグ・レポート
WRC Rally Poland

”代役参戦”のロバンペラ、王者の貫禄見せる総合優勝。エバンス2位でトヨタがワンツー|WRCラリー・ポーランド

WRC第7戦ラリー・ポーランドは、トヨタのカッレ・ロバンペラが総合優勝。代役参戦ながら、見事な勝利を挙げた。

Kalle Rovanperä, Jonne Halttunen, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

Kalle Rovanperä, Jonne Halttunen, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

写真:: Toyota Racing

 WRC(世界ラリー選手権)第7戦ラリー・ポーランドは、トヨタのカッレ・ロバンペラが総合優勝を果たした。

 レッキ中に交通事故に遭ったセバスチャン・オジェの代役として急遽参戦が決まったロバンペラ。2022年と2023年のWRC王者である彼は今季オジェとマシンをシェアする形でパートタイム参戦しているが、今回は完全に準備不足な中で素晴らしい速さを見せた。

 SS5で一時総合首位に立ったロバンペラはその後、接戦の中でポジションを落としたものの、SS10で改めて首位に。この日の7ステージ中6ステージを最速で駆け抜け、ヒョンデのアンドレアス・ミケルセンに9.4秒差をつけた総合首位で日曜日を迎えた。

 日曜日になってもロバンペラは好調をキープ。一方、ミケルセンはSS16でジャンプした後にストローバリアに接触。タイヤもパンクし1分近くタイムをロスしたことで、総合2番手にはトヨタのエルフィン・エバンスが浮上した。

 エバンスに対して20.6秒のリードでパワーステージの最終SS19に臨んだロバンペラは、ステージを3番手で走り抜け、エバンスに28.3秒差を付けて総合優勝。これでパートタイム参戦ながら今季2勝目だ。

 総合2位はエバンス。SS13とSS19でタイヤのトレッドが剥離するデラミネーションに見舞われたこともありロバンペラとの差が広がってしまったが、チームメイトとワンツーフィニッシュとなった。

 高速グラベルラリーで走行順が早かった勝田貴元は路面の掃除役になったこともあり苦戦。総合8位に終わった。

 走行初日のスーパーSSでワンツー発進となったヒョンデは、ティエリー・ヌービルが4位、ミケルセンが6位となった。

 ヒョンデのオット・タナクはSS2で道に飛び出した鹿と激突して不運なデイリタイアを喫した。タナクはスーパーサンデーで多くのポイントを獲得するために土曜日にもデイリタイア。その甲斐あってスーパーサンデーで首位、計11ポイントを獲得した。

 M-スポーツ・フォードは、アドリアン・フルモーが総合3位。グレゴワール・ミュンスターが総合7位となった。また、チームと2戦を戦う契約を結んだルーキー、マルティン・セスクはハイブリッド非搭載のプーマ・ラリー1を駆って光るパフォーマンスを見せ、総合5位となった。

 ドライバーズランキングではヌービルがエバンスに15ポイント差で首位、マニュファクチャラーズ選手権では首位のヒョンデに対して、トヨタが10ポイント差に迫っている。

 

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