サファリラリー、2020年のWRC復帰へ前進。テストイベントが成功裏に終了
WRCプロモーターマネージングディレクターのオリバー・シースラは、サファリラリーが2020年のWRCカレンダー復帰に値すると称賛した。
写真:: LAT Images
世界三大ラリーと称されていたサファリラリーは、2002年を最後にWRCのカレンダーから外れたが、2020年のWRCカレンダー復帰に向けて、先週末にキャンディデイト・イベント(いわゆるテストイベント)が行われた。
FIAのWRCマネージャーであるアンドリュー・ウィートリーや、WRC安全委員長を務めるミシェル・ムートンによる報告書はまだ出されていないものの、このキャンディデイトは安全上の問題なく実施されたという。これにより、サファリラリーのカレンダー復帰が、早ければ今週にも発表されるのではないかと考えられている。
WRCプロモーターマネージングディレクターのオリバー・シースラは、motorsport.comに次のように語った。
「WRCプロモーターに関する限り、サファリラリーはチャンピオンシップに戻るべきだ」
「言うまでもなく、FIAのレポートと作業を待たなければならない。しかし、とても良かった」
キャンディデイトで唯一の問題だったのは、最終ステージの路面状況悪化だ。何人かのクルーは、深い砂の中からマシンを引っ張り出さなければならなかったという。
ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は、ナイロビで行われたセレモニアルスタートで、マシンに手を振っていた。また、イベントにはトヨタやヒュンダイ、M-スポーツ、WRCプロモーターとFIAの代表者が出席していた。
「政治的および競技的側面から、このイベントはかなり支持されている」と、シースラは付け加えた。
「このラリーは、我々やファンが求めていたモノを100%もたらしてくれる」
「最も壮観な光景が見られるんだ。この典型的なアフリカの環境と、現代モータースポーツの組み合わせはとても特別で強力だ」
ステージ総距離が158マイル(約254km)を超えたキャンディデイト・イベントは、ケニアのドライバーがトップ3を独占。三菱のランサーを駆ったバルデフ・チャージャーとラビ・ソニが優勝を飾った。
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