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WRCラリー・チリの主催者に罰金! 不許可車両が競技開始前のコースを逆走「問題再発生の場合には競技中止」

WRC(世界ラリー選手権)のラリー・チリで、許可されていない車両がステージを逆走するというインシデントが発生。主催者に対して執行猶予付きの罰金が科された。

Atmosphere

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写真:: M-Sport

 世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・チリの土曜日朝、競技開催前のステージ7に無許可の車両が進入し、コースを逆走するという事件が発生した。これを受けて同ラリーのスチュワードは主催者に対して、1万5000ユーロ(約260万円)の罰金を執行猶予付きで科した。

 事件はラリー・チリの土曜日に発生した。許可を得ていない車両が警察の検問とストップコントロールを通過し、ステージ7のコースに進入。ステージを逆走して複数のマーシャルポイントも通過し、フライングフィニッシュを通過した。

 FIAのメディカル・デリゲートの車両は午前8時17分に、スタートから13km地点で当該車両に遭遇。報告書によれば、2台は衝突寸前であったという。なお当該ステージは、午前9時7分にスタートが切られる予定だった。

「コミュニケーション不足」

 スチュワードはこの事故についての最初の連絡は、競技長やチーフ・セーフティ・オフィサーからラリー本部に報告されたものではなく、FIAメディカルデレゲートからだったと強調した。競技長はコミュニケーション不足を認め、発生した事件について謝罪した。

「このようなコミュニケーションは、ラリーイベントにおける安全確保の最も重要な側面のひとつだ。すべてのマーシャルは、スペシャルステージの走行中だけでなく、セーフティ車両がステージを走行中で、コースがすでに閉鎖されている段階でも、通常とは逸脱したことがあった場合には、ラリーコントロールに直ちに報告しなければいけない」

 そうスチュワードの報告に記された。

「このコミュニケーション不足により、スチュワードは主催者が2025年FIA国際競技規則第12条2.1h項に違反したと結論づけ、安全性に特に重点を置いた継続的な改善を促すため、上記のペナルティを主催者に科す」

 なおスチュワードは、ラリーの残りの期間中に再び安全上の問題が発生した場合、「競技を即時かつ永久に中止する」と警告した。

 日曜日には、残り4ステージが開催される予定である。

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