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【WRC】ラリー・クロアチア:歴史的接戦をオジェが制す。2位エバンスとの差はわずか0.6秒

WRCの第3戦ラリー・クロアチアが行なわれ、トヨタのセバスチャン・オジェが優勝。開幕戦ラリー・モンテカルロに続くシーズン2勝目を挙げた。ただ、2位のエルフィン・エバンスとの差は、僅か0.6秒だった。

Sébastien Ogier, Julien Ingrassia, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota Yaris WRC

写真:: Toyota Racing

 WRC(世界ラリー選手権)の第3戦ラリー・クロアチアが行なわれ、トヨタのセバスチャン・オジェが今季2勝目を挙げた。

 オジェは3日間のイベントで、終始トヨタのエルフィン・エバンス、そしてヒュンダイのティエリー・ヌービルと三つ巴の激しい戦いを繰り広げた。しかし結果的には0.6秒差で優勝を果たし、ランキング首位に返り咲いた。3位に入ったヌービルは、これで3戦連続の表彰台。ランキング2位となっている。

 この日の序盤は、エバンスが主導権を握り、首位オジェとの差を6.9秒から4.3秒にまで縮めた。一方でオジェは、オープニングステージに向かう途中で交通事故に遭遇し、コ・ドライバーのジュリアン・イグラシアの側のドアが変形。ヤリスWRCの空力性能が損なわれることになった。

 早朝に続いてエバンスは続くステージも勝利。オジェは8.4秒遅れ、エバンスがリードを築くことになった。

 この日のオープニングステージに舞い戻り、再び同じコースを走るSS19では、今度はヌービルがエバンスよりも0.4秒速く駆け抜け、オジェはさらに1.5秒遅れた。

 この結果により、トップの3台は8秒以内の間にひしめき合った。4番手のオット・タナク(ヒュンダイ)は1分以上遅れていたため、ボーナスポイントを手にできる最終パワーステージを前にタイヤを温存した。

 そのタナクは最終パワーステージで、前に走ったマシンがコース上に残した土に苦戦。チームメイトのクレイグ・ブリーンのタイムを上回ることもできなかった。

 8秒遅れで最終ステージを迎えたヌービルは、トヨタ勢の失速を願うしかなかった。それでも彼は果敢に攻め、トヨタ勢との差を縮めていったが、終盤にタイムロス。2秒以上を失うことになった。

 ヌービルの後に走ったのはオジェ。オジェはアタックをなんとかまとめ、それまで最速だったブリーンに2.6秒差で、このSS最速となった。

 最後に走行したエバンスは、最初のセクターでリードを1秒未満に減らすことになった。続くセクターでは勢いを取り戻したが、最後の左右の複合コーナーでミスがあり、同SSでは4番手。総合タイムではオジェがわずか0.6秒差でエバンスを退け、開幕戦ラリー・モンテカルロに続くシーズン2勝目を挙げた。

 この差は、WRC史上3番目に僅差の結果。歴史上最も僅差の決着は2011年のヨルダン・ラリーで、わずか0.2秒。2007年のラリー・ニュージーランドは0.3秒差だった。これに次ぐ僅差の決着となったわけだ。

 なおヤリスWRCを駆った勝田貴元は、総合6位でのフィニッシュとなった。

 

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