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WRCラリージャパンはトヨタが上位独占。勝田貴元はチームメイトのクラッシュで4番手浮上……表彰台を狙う

ラリージャパンはトヨタのエルフィン・エバンスがトップに立っており、地元戦の勝田貴元は4番手で表彰台圏内からは約20秒の差となっている。

Elfyn Evans, Scott Martin, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

 愛知県・岐阜県を舞台に行なわれているWRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンは、初日からトヨタ勢が上位を独占している。

 初日の29日(金)から早々と首位に立ったのがエルフィン・エバンスで、2番手以下はオリバー・ソルベルグ、セバスチャン・オジェ、サミ・パヤリと、4番手までトヨタ勢が続いた。一方で母国戦の勝田貴元はやや出遅れ6番手。「コンディションは非常に難しく、濡れて滑りやすい場所を把握するのが本当に難しかったです。残念ながら最初のステージでパンクをしてしまったことで、その後はウェットコンディションで、ハードタイヤを使わざるを得ませんでした」と苦戦の理由をコメントしていた。

 金曜を終えた時点で首位エバンスとの差が15.7秒あったソルベルグだが、土曜午前に2度のステージウインを記録してその差を10.6秒まで縮めた。しかしSS10『笠置山』において、左コーナーでスライドしてしまいクラッシュ。右リヤのサスペンションに致命的なダメージを負ってしまい、デイリタイアとなった。

 代わって2番手に上がってきたのが、9度の世界王者オジェ。しかしエバンスとオジェは一進一退の攻防で、2台の差はここまで15秒〜20秒前後で推移している。

 土曜の走行を終えて、エバンスはこう語った。

「余裕はほとんどなかった。もちろん、このまま走り続けるしかない。明日は大事な1日だ」

「厳しいイベントになっている。様々なタイプのステージがあるからね。もちろん、どのステージでも最速タイムでありたいと思っていた。全体的にはまずまずの出来だったけど、明日もまだまだ先は長い。それにどのステージも接戦なので、まだ何も分からない」

 一方のオジェは、GRヤリスのセッティングのスイートスポットを見つけることに苦労しており、高温下でのタイヤマネジメントが課題になっていると明かした。

「期待していたような結果にはなっていない」とオジェは言う。

「優勝を目指してここに来たのに、優勝を争えていない。エルフィンとは最初のステージ(※オジェが大きくタイムロスした伊勢神トンネル)を除いて似たようなラリーになっている。そこからは挽回するほどのペースが全くなかった」

 金曜日は「今シーズン最悪の一日」と語気を強めていた勝田は、ソルベルグのクラッシュで4番手に浮上。表彰台圏内の3番手を走るパヤリを追いかけている。日曜日に入り、SS16ではステージ優勝も飾った勝田はパヤリとの差を詰めているところだが、スペシャルステージがあとふたつという段階で20秒近い差が残っている。

 
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