WRC、ケン・ブロックゆかりのナンバー『43』を欠番に。ラリー界に多大な影響与えた故人を追悼
世界ラリー選手権は、先日亡くなったケン・ブロックへの追悼の意を込めて、43番のゼッケンを欠番とすることを発表した。
写真:: McKlein / Motorsport Images
FIA世界ラリー選手権(WRC)は、先日スノーモービルの事故によりこの世を去ったケン・ブロックへの追悼の意を込めて、彼のゆかりのナンバーである43番を欠番とすることを明らかにした。
YouTubeの『ジムカーナ(Gymkhana)』シリーズで人気を博したブロックはキャリアを通して43番を使用しており、WRCには25度出場して最高成績は2013年ラリーメキシコの7位。その他アメリカのラリー選手権やラリークロスにおいてもこのゼッケンナンバーを使用していた。
WRCはそんなブロックの功績に敬意を表する形で43番を欠番にすることとなったが、使用不可とされるのは2023年シーズン中となる模様。これについてFIAのモハメド・ベン・スレイエム会長はブロックが「真の伝説」であるとして次のように語った。
「我々の偉大なる友人、ケン・ブロックがモータースポーツ界に遺した多大な貢献と、彼が世界中から高く評価されていたことを考えると、彼が使っていた43番が2023年のWRCにおいて欠番となることは妥当なことだ」
「些細なことではあるが、我々はこれが彼の家族や友人にとって少しでも慰めになればと思っている。ケンは真の伝説であり、その記憶は永遠に生き続けるだろう」
またWRCプロモーターのマネージングディレクターであるヨナ・シーベルはこう付け加えた。
「ケンがラリーという競技を新たな顧客に広めたということの影響の大きさは決して侮ってはいけない」
「ケンはWRCにおいて愛される人物となった。ケンの代名詞とも言える43番を欠番にするということは、ケンの家族、友人、ファンに対するささやかな敬意の表れである」
ブロックの訃報を受けて、ラリー界からも悲しみの声が相次いだ。WRCのレジェンドであるセバスチャン・オジェはブロックについて「先見の明」があったと語っていた。
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