サファリラリー、来季はもっと過酷に? WRCが多様性求める中、ルートが長距離化する見込み
WRCのフォーマットを多様化する流れの中で、サファリラリー・ケニアは来季、ルートを長距離化する見込みだ。
Adrien Fourmaux, Alexandre Coria, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1
写真:: Red Bull Content Pool
FIAとWRCプロモーターは、木曜日から日曜日という固定された日程の中で、イベント主催者により柔軟なルート設定を提供することを望んでいる。それを踏まえサファリラリーは、ルートの長距離化を目指しているようだ。
今季はラリー・サルディニアでよりコンパクトな48時間ラリーのコンセプトを試したWRC。こうしたラリーごとの特色を生み出す試みの一環として、サファリラリーの距離が今年の367.76kmからさらに長くなり、木曜日に追加ステージが設けられることをWRCは示唆している。
WRCのイベント・ディレクターであるサイモン・ラーキンは、「イベントのスタイルを固定するという決定はしていない」と語った。
「WRCのイベントは、そのままではかなり複雑なものになる。スプリントとエンデュランスのように、異なるタイプのイベントにはしたくないが、少し自由度は設けたい」
「例えば、ケニアは350km以上の距離を走る予定だが、これは素晴らしいことだ。そしてそれは、そのイベントが進化した結果なのだ」
「木曜日にもナイロビからの帰りにステージが設けられる。我々は、様々な個性を持つイベントを奨励しようとしているが、決まったタイトルをイベントに持たせるわけではないんだ」
ラーキンはまた、サルディニアが来季もコンパクトな行程でイベントを開催することを明らかにした。
「イタリアは、今年と同じような改訂フォーマットを再び行なおうとしているようだ。よりコンパクトで、エキサイティングなイベントだった。他にも少し変わったイベントが見られるだろう。しかし、それは革命的なものではなく、進化的なものだ」
FIAはイベントフォーマットの多様性を強く望んでいるが、チャンピオンシップにとってはバランスの取れたカレンダーを確保することが重要だという。
FIAのロードスポーツ・ディレクターであるアンドリュー・ウィートリーは、「多くのオーガナイザーが、現在地から大きく離れることはないだろう。我々が現在行なっていることは原則的にほとんどの人に合っているからだ」と語った。
「ちょっと変わったことをやりたいオーガナイザーもいるだろう。サルディニアは、少し変わったプログラムを試みた良い例だった」
「我々はすべての大会がスプリント・フォーマットで行なわれ、どの大会もエンデュランス・フォーマットで行なわれないということは望んでいない。両者のバランスをとることを望んでいるんだ」
サファリラリーはかつて、ケニア、ウガンダ、タンザニアの3ヵ国を5日間で5000kmも走破した時代もあったが、次第にスプリントラリーに変化していった。2021年にWRCに復帰した際も、ステージは全部で18、計320.19km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1133.94kmだったが、超高速区間や過酷な岩場、柔らかくマシンが沈んでしまうような砂場、そして野生動物との遭遇など、シーズン中最も過酷なイベントであるのは間違いない。
さらに走行距離が伸びることになれば、その個性がより際立つことになるだろう。
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