WRCスウェーデン:タナクがM-スポーツに1年ぶりの優勝もたらす。トヨタは4位が最上位
WRC第2戦ラリー・スウェーデンは、M-スポーツ・フォードのオット・タナクが総合優勝。チームとしては、昨年の開幕戦以来の優勝となった。
Ott Tänak, Martin Järveoja, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1
Red Bull Content Pool
世界ラリー選手権(WRC)の第2戦ラリー・スウェーデンは、M-スポーツ・フォードのオット・タナクが優勝。自身にとっては移籍後初、チームにとっては2022年の開幕戦ラリー・モンテカルロでセバスチャン・ローブが優勝して以来、約1年ぶりの優勝となった。
シーズン唯一のフルスノーラリーは、デイ2最初のステージであるSS2から首位に立ったタナクと、これが今季初戦となったクレイグ・ブリーン(ヒョンデ)が激しく首位を争った。
ブリーンはSS13でタイヤのデラミネーション(剥離)に見舞われた上、ハイブリッドパワーを失うというトラブルによりタイムロス。タナクも左フロントタイヤのバーストがあったが、リードを広げて最終日を迎えた。
タナクは日曜日の3ステージを冷静に走りきり、優勝とパワーステージのボーナスポイント2点を獲得した。ブリーンはタナクを追い詰めることはできなかった上、最終ステージのタイム・コントロールに1分遅着し、10秒のペナルティを受けた。ふたりの差は、最終的に18.7秒となっている。
3位はヒョンデのティエリー・ヌービル。トヨタのカッレ・ロバンペラとSS14で同タイムに並んだが、最終パワーステージを前に7.1秒までギャップを広げると、スノーバンクにヒットしながらパワーステージを6番手で終え、表彰台最後の一角を手にした。
開幕戦ラリー・モンテカルロでは圧倒的な強さを見せたトヨタだが、出走順も不利に働き苦戦。4位にロバンペラ、5位にエルフィン・エバンスと表彰台を逃す結果となった。ただ、4位となったロバンペラはランキング首位に浮上したタナクと3ポイント差のランキング2番手につけている。
デイ2のSS5で横転クラッシュを喫し、デイリタイアとなった勝田貴元はマシンを修復して再出走。パワーステージでのボーナスポイント獲得を目指したが、エンジントラブルによりパワーステージを走ることができずにラリーを終えた。
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