WRC

アメリカ再進出を目指すWRC。”第一歩”として2022年に非選手権イベント開催を計画中

WRCは、将来的に北米でWRCのイベントを開催するため、2022年に非選手権イベントを開催する計画を進めているようだ。

Tom Howard

Tom Howard

編集: 2021/07/26 19:22

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Ace Robey, Matthew James, Ford Fiesta

 世界ラリー選手権(WRC)が新しいファンだけでなく潜在的なパートナーを獲得する上でも、アメリカはポテンシャルの高い市場だ。FIAラリー・ディレクターのイヴ・マットンは、非選手権イベントを2022年に開催し、将来的なラリー開催につなげたいと語った。

 北米大陸という意味では、WRCは近年メキシコでラリーを開催。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、2021年のカレンダーから外れたものの、2022年にはカレンダーに再び加わる予定だ。しかしアメリカでは、1988年にワシントン州で開催されたオリンパス・ラリーでランチアのミキ・ビアシオンが優勝して以来、WRCは開催されていない。

 Mスポーツをサポートする形でWRCに関わっているフォードも、WRCがアメリカに進出することを望んでいる。

 FIAラリー・ディレクターのマットンは、2022年にアメリカでイベントを開催すべく、計画を進めていることをmotorsport.comに明かした。その内容はデモラン形式から、近い将来チャンピオンシップイベントの候補となるようなラリーイベントまで、多岐に渡るようだ。

「アメリカでのイベント開催に向けて、我々は懸命に取り組んでいる」

 マットンはmotorsport.comのインタビューにそう答えた。

「近い将来、北米でイベントを開催したいと考えており、2022年には何かをやろうと思っている。もちろん、カレンダーに組み込まれたイベントではないが、2022年にはアメリカに行き、何かを実現したいと思っている」

「様々なことができると思う。ロードショーやテストイベントなど、北米でのWRCの第一歩となるような形で、非選手権イベントを開催することができる」

「フォードだけでなく、チャンピオンシップに関わる様々な関係者にとって、北米に行くことは非常に重要だ。そして中国やロシアなどの他の国に行くことも重要なんだ」

 Mスポーツは、フォードがWRCへの関与を続ける大きな理由として、アメリカでのイベント開催を全面的に支持している。

 Mスポーツ代表のリチャード・ミルナーは、アメリカでのイベント開催によって、再びフォードがMスポーツとフルワークス契約を結ぶことになるとは考えていないものの、WRCの知名度を高める上で貴重なイベントになるだろうと語った。

 ミルナー曰く、WRCプロモーターやフォード、Mスポーツの3者はこのようなイベント実現に向けて、水面下で「必死にプッシュしている」という。

「北米でのイベントは、フォードがWRCに参加する理由の一部だと思う」と、ミルナーはmotorsport.comに話した。

「我々はイベントを開催したいと思っている。アメリカは現在未開拓な巨大市場だ。アメリカには素晴らしい施設や道路もあるし、何かをする絶好の機会がある」

「アメリカはどんなことでも、他の場所よりも大きくて優れているので、ぜひ行きたいと思っている。それにフォードの本拠地であることは、とても重要なことだと思う」

「このイベントによって、フォードの(WRCへの関与)レベルが変わるかどうかは分からない。今のところ、そのような変化は求めていない」

「我々はWRCを普及させたいと考えており、アメリカでイベントを開催することはWRCにとっても良いことだと思っている。アメリカには、これまでWRCを見る機会のなかった多くのファンがいるから、プロモーターやフォード、そして我々にとっても重要な目標だ」

「2022年にキャンディデイト・ラリー(テストイベント)を開催し 2024年あるいは2023年までに(チャンピオンシップ)イベントを開催することが目標だと思う。それは素晴らしいことだ」

「新型コロナウイルスは、我々ができることを制限するだろうが、現在の計画を実現すべく、全力でプッシュしている」

 ミルナーは来年、北米での非選手権イベントが実現した場合、Mスポーツとしてチームを派遣する可能性があることを認めた。

「現行のラリー1マシンだろうと、来年から使われるマシンだろうと、WRCのポテンシャルを示すためにドライバーやチームを派遣する可能性はある。我々はそれを全面的に支持する」

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 WRCサルディニア:トヨタのオジェ、今季3勝目。選手権リードを拡大。勝田またも4位入賞

次の記事 超過酷な”サファリラリー”が19年ぶりに復活。オジェ「頭を使って戦わないといけない」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Tom Howard



トヨタWRCでも活躍のエサペッカ・ラッピ、プロラリーキャリアを無期限休止「今後はどこでアドレナリンを感じようか」

WRC

WRC 2 日前

トヨタWRCでも活躍のエサペッカ・ラッピ、プロラリーキャリアを無期限休止「今後はどこでアドレナリンを感じようか」



WRC、最終戦ラリー・サウジアラビアの中止を決定。代替戦も設定されず、トヨタのエバンスが初戴冠に近づく

WRC

WRC 6 日前

WRC、最終戦ラリー・サウジアラビアの中止を決定。代替戦も設定されず、トヨタのエバンスが初戴冠に近づく



WRCキャリア最大の横転クラッシュに見舞われた勝田貴元。駆け付け、寄り添ったライバルへの深い感謝示す「このことは絶対忘れない」

WRC

WRC

Rally del Paraguay

20 日前

WRCキャリア最大の横転クラッシュに見舞われた勝田貴元。駆け付け、寄り添ったライバルへの深い感謝示す「このことは絶対忘れない」

最新ニュース



2連続の変則予選をローディン勢が支配。宮田はどちらも11番手、F2デビューの山越18&19番手|F2バクー

FIA F2

F2 FIA F2

バクー

5 分前

2連続の変則予選をローディン勢が支配。宮田はどちらも11番手、F2デビューの山越18&19番手|F2バクー



WECトヨタ、富士凱旋レースは雨の方がいい? 小林可夢偉「どんな状況でも勝負しないと! 先入観を持たず、臨機応変に戦う」

WEC

WEC WEC

Fuji

15 分前

WECトヨタ、富士凱旋レースは雨の方がいい? 小林可夢偉「どんな状況でも勝負しないと! 先入観を持たず、臨機応変に戦う」



フェルスタッペン、2026年は未勝利に終わる!? 「あのマシンの限界」と識者指摘

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

35 分前

フェルスタッペン、2026年は未勝利に終わる!? 「あのマシンの限界」と識者指摘



レッドブル契約延長で残留のハジャー、本人も契約期間を知らない!?「正直分からない。でも速けれは残れる。それだけ」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

1 時間前

レッドブル契約延長で残留のハジャー、本人も契約期間を知らない!?「正直分からない。でも速けれは残れる。それだけ」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録