【WRC】メキシコ初日：トヨタのハンニネン首位。ラトバラは8位

　現地時間3月9日、WRCラリー・メキシコがメキシコシティのオープニングステージで開幕。初日を制したのは、トヨタのユホ・ハンニネンだった。

　1.57kmに及ぶオープニングステージは、ドライとウエットが混合したコンディションの中で行われ、計2回（SS0とSS1）の走行時間の合計タイムで争われた。ここでトップに立ったのは、ヤリスWRCを駆るハンニネン。彼は3分37秒2を記録し、後続に1.6秒の差をつける首位発進となった。

　ハンニネンは、TOYOTA GAZOO Racing Newsに次のようにコメントを寄せた。

「走行1回目は雨で路面が濡れていましたが、タイヤは思っていたよりもグリップしました。とにかくミスを犯さないように気をつけて走りましたが、ヤリスWRCのフィーリングはとても良く、運転が簡単に感じられました。それでもトップタイムを記録し、初めて自分がWRCの総合首位になった事に驚いています。素晴らしいマシンを用意してくれたチームに感謝したいですね。ラリーは明日からが本当の戦いとなりますが、幸いにして朝がそれほど早くないので、今晩はゆっくりと休んでリフレッシュし、自信を持って明日の戦いに臨みたいと思います」

　2番手のクリス・ミーク（シトロエン）と3番手のオット・タナク（Mスポーツ）は1/10秒まで同タイム。今季の開幕戦と第2戦でリタイアをしているティエリー・ヌービル（ヒュンダイ）は4位、そのチームメイトであるヘイデン・パッドンは5位だ。

　Mスポーツのセバスチャン・オジェが2回目の走行で最速タイムを記録したが、1回目のタイムとの合算により6位となった。ヒュンダイのダニ・ソルドがオジェに続き、7位。現在チャンピオンシップをリードしているヤリ-マティ・ラトバラ（トヨタ）は、トップタイムのハンニネンから6.2秒落ちのタイムを記録して8位だ。

　ハンニネンから2.5秒差で4番手タイムを記録していたMスポーツのエルフィン・エバンスは、昨日（8日）に行われたシェイクダウン後にエンジン交換を行なったため、5分のペナルティを受けた。そのため、現在は24位となっている。

　オープニングステージ終了後、クルーたちはデイ2のラリー拠点地であるグアナフアトに向かった。ラリー・メキシコ デイ2は現地時間10時から行われる。

※コメントは【TOYOTA GAZOO Racing News】より抜粋

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WRC第3戦ラリー・メキシコ SS1結果：

Cla	#	Driver/Codriver	クルマ	Class	Stage Time	Total Time	ギャップ	インターバル
1	11	ユホ ハンニネン    カイ インドローム	Toyota Yaris WRC	RC1	3'37.2	3'37.2
2	7	クリス ミーク    ポール ネーグル	Citroën C3 WRC	RC1	3'38.8	3'38.8	1.6	1.6
3	2	オット タナク    マルティン ジェルペオジャ	Ford Fiesta WRC '17	RC1	3'38.8	3'38.8	1.6	0.0
4	3	エルフィン エバンス    ダニエル バリット	Ford Fiesta WRC '17	RC1	3'39.7	3'39.7	2.5	0.9
5	5	ティエリー ヌービル    ニコラス ジルソウル	Hyundai i20 Coupe WRC	RC1	3'39.8	3'39.8	2.6	0.1
6	4	ヘイデン パッドン    ジョン ケナード	Hyundai i20 Coupe WRC	RC1	3'40.4	3'40.4	3.2	0.6
7	1	セバスチャン オジェ    ジュリアン イングラシア	Ford Fiesta WRC '17	RC1	3'41.2	3'41.2	4.0	0.8
8	6	ダニ ソルド    マルク マルティ	Hyundai i20 Coupe WRC	RC1	3'43.2	3'43.2	6.0	2.0
9	10	ヤリ-マティ ラトバラ    ミーカ アンティラ	Toyota Yaris WRC	RC1	3'43.4	3'43.4	6.2	0.2
10	30	ジョナス アンダーソン    ポンタス ティマンド	Škoda Fabia R5	RC2	3'43.9	3'43.9	6.7	0.5