中上貴晶、2023年WSBK転向はナシか? HRCはレクオナとビエルへ継続起用の予定

ホンダは2023年のスーパーバイク世界選手権でもイケル・レクオナとジャビ・ビエルへのラインアップを維持する方針で、MotoGPのシート喪失が噂される中上貴晶がWSBKへ転向する可能性が小さいことが分かった。

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 2022年シーズン限りでLCRホンダのMotoGPシートを失うのではないかと言われている中上貴晶。スーパーバイク世界選手権(WSBK)への転向なども噂されているが、ホンダはWSBKのラインアップを変更する意向は持っていないようだ。

 WSBKに参戦するTeam HRCは、今年からライダーラインアップを一新。元MotoGPライダーのイケル・レクオナと、元Moto2ライダーのジャビ・ビエルへを起用している。

 レクオナはすでにオランダ戦で3位表彰台を獲得しており、シーズン折返し時点ではランキングで6番手を確保。ビエルへはこれまでのところベストリザルトが10位となっている。

 2023年に向けてレクオナはすでに契約を締結済みと見られているが、ビエルへはシートを100%確保しているわけではなく、Moto2への復帰も考慮しているという憶測もあった。

 しかしホンダのチームマネージャーを務めるレオン・キャミアはmotorsport.comに対し、ビエルへの残留を間違いなく喜ぶだろうと明かし、間もなく2023年のラインアップも公表することになると語った。

 そしてキャミアは、MotoGPのシートを失うと見られている中上のシートを用意することは、懸案事項ではないとも強調した。

 中上が2023年に向けたオプションとなる可能性を訊かれたキャミアは、「いや、現時点ではノーだ」と、7月末に行なわれたモストラウンド戦の際にそう語った。そして、チームメイトと比較して苦しんでいるビエルへについても、次のように擁護している。

「外部から見ると、ジャビはイケルの影に隠れてしまっているように見えるのも分かる。しかし実際のところはそうではない」

「彼はミサノで手首の骨を6箇所折る怪我を負っている。一方でミサノでのスーパーポールレースを見ると、彼は信じられないほどのパフォーマンスを発揮していた」

「それ以前にも彼は、今年序盤に肋骨を2本折る怪我を負っていた。だがアラゴンでは肋骨が折れているにもかかわらず素晴らしい走りを見せたんだ」

「そしてアッセンでは、ツイスティなコースが彼にとってはとても厳しかった。データを見ても、彼が骨折からコーナリングに苦戦していることがはっきりと分かった」

「なんでもない週末になり、順調に進めば、彼は本当には速さを発揮するし、とても速いんだ」

 またビエルへ本人もMotoGPパドックに復帰するという噂を一蹴しており、来年もホンダからWSBKに出場し続けたいという意思を明らかにした。

「ホンダ、そしてチームの皆にはとても感謝しているんだ。もちろん、みんなも僕に満足してくれていると思う」

「サマーブレイクの後、ウチはいくつかのニュースかあるだろう。この件についてはあまり話をするつもりはけど、互いに満足している」

「今の居場所に本当に満足している。とても競争力のあるチームに在籍していると思うし、ファクトリーチームに入っているというのは、どのライダーにとっても良いことだよ。そして、僕らはとても大きく成長しているんだ」

「もちろん、望んでいるようなポジションを争えているわけじゃない。でもホンダは懸命に取り組んでいるし、僕も最大限活用する方法を理解していっている。このまま続けていくことができれば、目標にたどり着ける」

 
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