カワサキから鈴鹿8耐メンバーのレオン・ハスラムが離脱。後任はアレックス・ロウズ?
スーパーバイク世界選手権に参戦するカワサキは、今季限りでレオン・ハスラムがチームを離れる事を発表。後任はアレックス・ロウズではないかと見られている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レオン・ハスラムは2018年にイギリススーパーバイク選手権でタイトルを獲得し、2019年はスーパーバイク世界選手権に復帰。Kawasaki Racing Team(KRT)でジョナサン・レイのチームメイトとしてレースを戦ってきた。
ハスラムはこれまでに表彰台を6回獲得し、ランキング6位と堅調な成績を残している。また今年は第42回鈴鹿8時間耐久ロードレースをレイ、トプラック・ラズガットリグオル、そしてハスラムの3人で挑み、見事26年ぶりの優勝を果たした。
ハスラムはこれまでの実績に加え、実力を高く評価されているラズガットリグオルがヤマハ陣営へ移ったこともあり、2020年のカワサキ残留は確実なものと思われていた。しかし、最終的にハスラムはKRTを離れることとなった。
彼の移籍先として考えられるのはカワサキから支援を受けるPuccettiがあるが、同チームはラズガットリグオルの離脱によってトルコ系の大口スポンサーを喪失したことで財政的に不安定であり、チームも若手ライダーを好んでいるため、有力とは言えないだろう。
残る選択肢はホンダだ。ただその場合はカスタマーチームへの移籍となる可能性が高い。HRC(ホンダ・レーシング)は既にアルバロ・バウティスタと契約を結んでいる上、もうひとりのライダーには高橋巧の起用が確実視されているためだ。
カワサキは、ハスラムについて声明の中で次のように語った。
「我々カワサキは、彼がニンジャ(ZX-10RR)で達成してきた事を誇りに思っている。そして彼の素晴らしいキャリアの次の段階が、最善のものとなることを願っている」
ハスラムの離脱によって空いたKRTのシートだが、その席に座ると考えられているのがアレックス・ロウズだ。彼は既にPata Yamaha Teamからの離脱が確認されているためだ。
来季のスーパーバイク世界選手権の陣容が徐々に明らかになりつつあるが、鈴鹿8耐の優勝経験のあるハスラムとロウズの離脱によって、2020年の鈴鹿8耐もまた変化を迎えそうな状況と言えるだろう。
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