快進撃のドゥカティに回転数制限が発動……バウティスタ常勝に歯止め?
FIMはドゥカティ・パニガーレV4Rの回転数上限を250rpm下げ、16,100rpmとするレギュレーションの更新を明らかにした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
FIMは今週末に開催されるスーパーバイク世界選手権(WSBK)第4ラウンドのアッセンに先立ち、2019年シーズンのレギュレーションの更新版を発行。ドゥカティ・パニガーレV4Rの回転数上限が250rpm引き下げられ、16,100rpmとなることが明らかになった。
一方で、ホンダ・CBR1000RR SP2は回転数上限が500rpm上がり、15,050rpm。カワサキ・ZX-10RRや他メーカーの回転数上限に変更は無い。
なお、両者の回転数上限の変更は即時に適用される事になる。
FIMが発表した声明の中では、FIMとWSBKの主催者が分析を行い、両者が得た結果を合わせ、ドゥカティ・パニガーレV4Rへの回転数制限の適用を決定したと明かされている。
また2019年のWSBKレギュレーションで規定されている通り、第3ラウンド終了後にコンセッションの見直しがなされた。スーパーポールを除いた6回のフルディスタンスレースの結果、ドゥカティはコンセッションポイントを20、カワサキは13、そしてヤマハが3ポイントを獲得している。
このシステムではポイントリーダーよりも9ポイント少ないメーカーは、単一のアップデートを行うことが出来る。つまり、ホンダ、ヤマハ、BMWらはアップデートを投入することができるのだ。
MotoGPから移籍してきたアルバロ・バウティスタは、ドゥカティのニューマシン、パニガーレV4Rを駆り開幕戦から他を圧倒。ここまで全勝となる9連勝を達成した。
これまでのライバル陣に対するバウティスタの結果を考慮すると、今回の回転数制限がバウティスタのパフォーマンスに対して致命的な影響を与えるとは考え辛い。その答えは、今週末にアッセンのレースが終われば、すぐにでも結論を得ることが出来るだろう。
WSBK2019年シーズン 第4ラウンドアッセン以降の回転数上限一覧
メーカー |
回転数上限 |
Aprilia |
14700 |
BMW |
14950 |
BMW 2019 |
14900 |
Ducati V2 |
12400 |
Ducati V4 |
16100 |
Honda |
15050 |
Kawasaki 2018 |
14100 |
Kawasaki 2019 |
14600 |
MV Agusta |
14950 |
Suzuki |
14900 |
Yamaha |
14700 |
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