【WSBK】ニッキー・ヘイデン「ホンダのバイクをまだ改善できていない」
今季バイクをテストさせたヘイデンとブラドルは、ホンダのエンジンマッピングが完全に最適化されていなかったことを明かした。

2006年のMotoGPチャンピオンであるニッキー・ヘイデンは、同僚であるステファン・ブラドル(ホンダ・テン・ケイト)と共にポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで行われたワールド・スーパーバイクのシーズン前テストに参加した。
2日間に渡って行われたテストの初日は雨だったが、翌日には天候が回復。その中でのヘイデンのベストタイムは全体の9番手であり、2日間ともトップタイムを記録したドゥカティのチャズ・デイビスに1.679秒差つけられた。
「正直言って、かなりイライラさせられた2日間だった。でも今回が初めての出来事ではない。これまでも苛立ちを感じるようなテストを経験してきた」とヘイデンは語った。
「まだパワーがスムーズに伝わっているようには感じない。グリップを探りながら”静か”に操縦したよ」
「まだ僕たちが求めているクオリティではなく、バイクを改善できているように感じなかった。トップライダーとのギャップがまだ大きいため、次のテストではもう少し競争力を発揮できていることを願っている」
LCRホンダとアプリリアでMotoGP最高峰クラスに参戦した経験を持つブラドルも、ペースセッターであるデイビスから1.883秒差の11位で終えた。
ブラドルは、チームが新たなバイクのエンジンマッピングを完全に最適化できておらず、ホンダCBR1000RRは、まだ改善が必要であることを認めた。
「残念なことに、僕たちの満足できる改善ができなかったため、2日間のテストは容易ではなかった」
「エンジンマッピングが完全に整理されているわけではないので、まだ改良が必要だ」
「僕たちは一生懸命作業を推し進め、モチベーションを維持していくつもりだ。オーストラリアでのレースまでにペースを上げられると信じている」
ホンダは2月24-26日にフィリップアイランド行われるシーズン前テストで2017年カラーを纏ったCBR1000RRを走らせる予定だ。
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この記事について
シリーズ | World Superbike |
ドライバー | Nicky Hayden , Stefan Bradl |
チーム | Ten Kate Racing |
執筆者 | Jamie Klein |