ホンダ、TC1規則が存続していたら、WTCCから撤退していた可能性を示唆

ホンダは、2メーカーしか参戦していない状況では、TC1レギュレーションを続けていくことは難しいと感じていたと語った。

 WTCCは今季からTCRレギュレーションを採用し、”WTCR”として再出発を切ることになっている。TCRレギュレーションを活用するのは2年。このことにより、空力開発に大きなコストがかかっていたTC1時代が終わりを迎えることになった。

 2016年限りでシトロエンとラダがWTCCへのワークス体制での参戦を終了。2017年シーズンは、ホンダとボルボだけがワークスとして参戦していた。

 ホンダが2017年シーズンに走らせていたマシンは、シビック・タイプRをベースにしたモノだったが、市販のタイプRは2017年にモデルチェンジしている。

「本当に難しい状況になっていたし、残念に思っていた。しかし、我々は辞めることになっただろう」

 ホンダ・ヨーロッパのモータースポーツ・マネージャーであるウイリアム・デ・ブラーケレールはmotorsport.comに対してそう語った。

「主な理由は、このクルマはもはや販売されていな、前の世代のシビックだということだ。マーケティングの面では意味をなさない」

 ホンダはTC1時代を通じてゼンゴ・モータースポーツをサポート。またプロチーム・レーシングとニカ・インターナショナルが2014年と2015年にかけて、プライベーターとしてシビックを走らせた。

「カスタマーチームが我々のクルマでレースを続けることを選んだかどうか……それには大きな疑問符がつく」

 ブラーケレールはそう付け加えた。

「私の意見を言うのなら、あまり前向きとは言い難い」

「最低レベルのパフォーマンスを保つために、カスタマーチームをサポートしなければならなかった。それは正しいことではなかった」

「おそらく我々は、完全に中止することになっても”OK”と言っていただろう。なぜなら、我々のブランドのイメージ対する関心を引きつけることに繋がっていなかったからだ」

 ブラーケレールはTC1時代が予定より2年早く終わったことを”残念”としながらも、ホンダはTCRレギュレーションへの切り替えに賛成だったという。しかし、TCRレギュレーションになれば、ワークスとしての活動は制限されることになる。

「意見を求められる度に、我々はTCRへの切り替えに賛成だと言ってきた」

 そう彼は語った。

「TC1に未来がないことは明らかだった。残念ながらね。我々はこのレギュレーションは非常に良いモノだとまだ信じていたが、多くのメーカーが参入してこなかったのは残念だ。だからTC1は中止せざるをえなかった。2ブランド(ホンダとボルボ)だけでこの選手権を続けていくことはできなかった」

「TC1を続けていけないのは残念だ。しかし、TCR以外の選択肢はなかった」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ WTCC
チーム Honda Racing Team JAS
記事タイプ 速報ニュース