決勝:大雨の寧波。レース1はグエリエリが優勝。レース2は大雨不成立

WTCC第7戦が中国・寧波国際スピードパークで行われ、オープニングレースはグエリエリが制したが、メインレースは大雨で中止となった。

 世界ツーリングカー選手権(WTCC)第7戦レース・オブ・チャイナが新設の寧波国際スピードパークで行われ、オープニングレースをエステバン・グエリエリ(シボレー)が制した。メインレースは雨脚が強まったためセーフティカー先導で3周を終えたところで赤旗終了、全車にポイントが与えられなかった。

 3カ月の”夏休み”を終え、WTCCの後半戦がスタート。その初戦の舞台は、初開催となる中国・寧波国際スピードパークである。当地は大雨に見舞われ、波乱のレースとなった。

オープニングレース:グエリエリが豪雨のレースを制し今季2勝目

 大雨の影響でセーフティカー先導でスタートしたオープニングレース。予選で11番手だった道上龍(ホンダ)は、エンジン交換を行ったためグリッド降格ペナルティとなり、16番手からのスタートとなった。ポールポジションについたのは、ヤン・アーチャー(LADA)である。

 15周レースの5周目からセーフティカーがピットに戻り、バトルスタート。アーチャーが危なげなく先頭をキープしていく。コース上は水はけが悪く、ストレートでもマシンが水膜の上に乗って挙動を乱すような状態。しかし、これを各ドライバーが巧みにコントロールしていく。

 5周を走り終えた時点で、ボルボのネストール・ジロラミがピットイン。トラブルがあるようで、メカニックがエンジンルーム内を覗き込む。6周目にはエステバン・グエリエリ(シボレー)がボルボのニッキー・キャッツバーグを抜いて3番手に浮上する。

 この6周目を終えた段階で、ボルボのテッド・ビョークがピットイン。メフディ・ベナーニ(シトロエン)もピットに入った。いずれもトラブルがあるようだ。

 グエリエリは翌7周目にジョン・フィリッピ(シトロエン)も抜いて2番手に浮上する。さらにロブ・ハフ(シトロエン)とトム・チルトン(シトロエン))がクラッシュし、コースサイドの危険な場所にマシンを止めてしまったため、セーフティカー出動となる。

 10周目からレース再開。グエリエリが一気にアーチャーのインに飛び込み、オーバーテイクを完了。先頭に躍り出る。先頭に立ったグエリエリは、ハイペースで飛ばして後続との差を広げていく。

 11周目、8番手を走っていたトム・コロネル(シボレー)にトラブルが発生。ずるずると後退していく。12周目にはゾルト・デイビッド・ザボ(ホンダ)もスピン。さらに同じく12周目、ホンダのノルベルト・ミケリスと今回ティアゴ・モンテイロの代役として出走するガブリエル・タルキーニが、ジョン・フィリッピをパスし、4番手と5番手に上がる。

 結局グエリエリが逃げ切ってトップチェッカー。2位にはアーチャー、3位にはキャッツバーグが入った。ミケリスとタルキーニのホンダ勢は4-5位。道上は混戦の6番手争いを繰り広げたが、最終的には自己最高位の9位でフィニッシュした。

メインレース:大雨でレース不成立。全車ノーポイントで日本戦へ

 メインレースになっても雨は上がらず、オープニングレースに引き続きセーフティカースタートとなった。ただ、雨の量はオープイングレースの時よりも多いように見える。なお、オープニングレースでクラッシュを喫したハフは、マシンの修復が時間内に完了せず、ピットレーンスタートとなった。

 18周レースで行われるメインレース。ハフはピットレーンから隊列に加わったが、1周を走っただけでピットに戻り、マシンを止めてしまった。

 雨は弱まる気配を見せず、ドライバーたちは無線で口々に「この雨ではレースは無理だ」と訴える。そして4周目走行中に赤旗が提示され、レースも終了が宣言された。

 レースは3周を走破したものの、「最初の2周のセーフティカーによる周回はレース距離に算入されない」(WTCC競技規則148項)と規定されているため、1周しか走っていないと判断され、レース不成立と認定。全車にポイントを与えられないことになる。

→WTCC第7戦中国:決勝レース1結果

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この記事について
シリーズ WTCC
イベント名 寧波国際
記事タイプ レースレポート