4度のWTCC王者ミュラー、今季最終戦で限定復帰。ボルボをサポートへ

イヴァン・ミュラーは、今週に開催されるWTCC最終戦カタールに参戦し、テッド・ビョークとボルボのタイトル獲得をサポートするようだ。

 2008年や2010~11年、2013年と4度のWTCC王者に輝いたイヴァン・ミュラーは、2016年シーズン限りで11年戦ったカテゴリーからの引退を表明したが、2017年シーズンの最終戦であるカタールで、ボルボのマシンをドライブするようだ。

 今年2月、ミュラーはポルティマオでボルボのS60をテスト。翌3月に開発ドライバー及びシニアアドバイザーとしてプロジェクトに関わることを正式発表した。

 そして彼が引退してから1年後のカタールで、1戦限りのWTCC復帰を果たすことになる。彼にシートを譲るのはネストール・ジロラミで、本人もそれに同意しているという。

「今シーズンを通して、ドライバーとコンストラクター両方のランキングでリードしたまま最終戦を迎えようとチームと懸命に取り組んできた。その後で、再びレースに戻ってくることができて嬉しい」とミュラーは語った。

「私の目的は、テッドがワールドチャンピオンになれるようにサポートすることであり、ポールスター・シアン・レーシングがチャンピオン獲得を達成できるように助けることだ」

「厳しい戦いになるだろうが、カタールでそれを達成するために必要なものは備えていると確信している」

 ボルボのパフォーマンスブランドであるポールスターは、公式モータースポーツパートナーであるシアン・レーシングと共に2016年からWTCCに参戦。2年目の今年、ドライバーとコンストラクターの両チャンピオンシップをリードしている状態で最終戦に臨む。

 ビョークは、ホンダのノルベルト・ミケリスに対して6.5ポイントのリード。コンストラクターズランキングでは、ボルボはホンダを12.5ポイントリードしている。

 ミュラーにシートを譲るジロラミは今季1勝を挙げているものの、ドライバーズランキングでは9位でタイトル獲得の可能性がなくなっていた。一方でもうひとりのレギュラードライバー、ニッキー・キャッツバーグはランキング4位につけており、逆転チャンピオンの可能性をかろうじて残している。

 ジロラミは「僕のシートをイヴァンに譲ることを受け入れた」とコメント。

「彼は伝説的なドライバーだし、僕よりもカタールでの経験が豊富だ。それは、非常に僅差で迎えたシーズン最終戦において、重要なことだ」

「僕は2018年に向けての作業を続けることを楽しみにしているし、最終戦をすぐ近くで見守るつもりだ」

 ポールスターのモータースポーツ部門の責任者であるアレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビンは、次のように述べた。

「ネストールは今シーズン素晴らしい仕事をしてくれており、我々は彼の頑張りに非常に感謝している」

「シーズン最終戦に向けて我々の戦略を最適化するために、WTCCで最も経験豊富で成功を収めたドライバーを迎えることが重要だった。それがイヴァン・ミュラーだ」

「今年、彼の貢献は非常に価値あるものだったし、彼がマシンに乗り込むのを楽しみにしている。我々は彼に、ポールスター・シアン・レーシングがダブルタイトルを勝ち獲る可能性を最大にするよう、オファーを出した」

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この記事について
シリーズ WTCC
ドライバー Yvan Muller
記事タイプ 速報ニュース