WTCC中国、全車ノーポイントのはずが一転ハーフポイントに!?

大雨に見舞われたWTCC中国ラウンドのメインレースは、レース終了直後には全車無得点が宣言されるも、一転ハーフポイント制となった。

 世界ツーリングカー選手権(WTCC)中国・寧波ラウンドのメインレースは、レース終了後には全車無得点が宣言されたものの、一転ハーフポイントが与えられることとなった。

 10月15日(日)に中国の寧波国際スピードパークで行われたWTCCの第7戦。生憎この日のイベントは大雨に見舞われてしまった。

 オープニングレースはなんとか行われ、シボレーのマシンを駆るエステバン・グエリエリが今季2勝目を挙げた。しかしメインレースはセーフティカー先導でスタートしたものの雨脚は強まる一方で、4周目走行中に赤旗中止が宣言され、各車がピットに戻った。

 レース終了後、メインレースはレース不成立と判断され、ノーポイントになることが宣言された。しかしその後裁定は二転三転し、結局ハーフポイントが与えられることが決まったようだ。

 WTCCのスポーティングレギュレーションの第18項には、以下のように記されている。

「決勝レースが本規則149項により中断され、150項の下で再スタートができなかった場合、先頭車両が2周回を満たしていない場合はポイントが与えられず、先頭車両が2周回以上走行したがレースの当初予定距離の75%(走破した総周回数に切り上げ)を走破していない場合にはハーフポイントが与えられ、 先頭車両がレースの当初予定距離の75%以上(走破した総周回数に切り上げ)を走破した場合はフルポイントが与えられる」

 これを遵守すれば、確かに3周を完了しているため、ハーフポイントが与えられる。また、同スポーティングレギュレーションの150項には「レースが再開できなかった場合は、レースは中断の合図が出された周回の1つ前の周回が終了した時点の結果が採用される」とあるため、2周終了時点の結果が最終結果となるわけだ。

 これらを当てはめると、2周目を首位で走破したネストール・ジロラミ(ボルボ)が優勝で15ポイント獲得、以下2位ノルベルト・ミケリス(ホンダ/11.5ポイント)、3位テッド・ビョーク(ボルボ/9.5ポイント)となり、ビョークがこのレースを欠場したティアゴ・モンテイロ(ホンダ)に代わり、ランキング首位に浮上したことになる。

 ただし、同じくスポーティングレギュレーションの148項には、次のような条文がある。

「各レースにて、最初の2周のセーフティカーによる周回はレース距離に算入されない」

 この条文を素直に読み解けば、今回完了した周回数は3周マイナス2周の計1周ということとなり、レースは不成立となるはず。しかしFIAは2周を走破したとして、レース成立を宣言している。

※本文中のレギュレーション条文は、JAF発表のWTCC競技規則日本語版から抜粋

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この記事について
シリーズ WTCC
イベント名 寧波国際
記事タイプ 速報ニュース