【WTCC】2019年からClass One規則導入を検討中か?
WTCCは2019年から現在のレギュレーションに代わり、Class One規則を導入することを目指していると言われる。









現在のWTCCの規則はスーパー2000 TC1と呼ばれていて、2014年に導入された。現在は導入3年目であり、このレギュレーションに沿ってシトロエンが3年の計画を立てた。
ただ、FIAとWTCCのプロモーターであるユーロスポーツは、その後を担うレギュレーションを探しており、その中でClass One規則が候補として挙げられているという。
Class One規則は、DTMとスーパーGT、そしてIMSAが現在のぞれぞれのレギュレーションをベースに、統一規則としてまとめているものだ。そして、将来的には双方のシリーズのマシンによる交流戦を実施する計画が盛り込まれている。しかし、規則の詳細についてはまだ合意できておらず、2017年の9月に内容が発表される予定となっている。また、最初の交流戦も2019年に開催したいという見通しが示されている。
WTCCのプロモーターは、この件について既にチームやメーカーに提案しているとみられるが、現時点では何のコメントも発せられていない。
「WTCCのプロモーターであるユーロスポーツは、FIAと緊密に協力している。そして、確かに複数のメーカーと接触している」
そうシリーズのプロモーターであるフランソワ・リベイロは語る。
「長期的な未来を考えれば、ツーリングカーレースは我々のグループにとって重要なことだ。しかし、現時点で言えることは何もない」
現在のDTMやスーパーGTのレギュレーションとClass One規則の主な違いは、4気筒直噴ターボエンジンの導入(WTCCには既に導入済み)を含む、運用と開発コストの削減に焦点を当てているということだ。そして、より基本的な空力パッケージを採用する。
Class One規則を導入するということは、スーパー2000 TC1規定が段階的に廃止された場合、シトロエン、ラダ、ボルボには対象となるクルマが無くなり、参戦を続けることができないということを意味する。また、ホンダも現行のシビックでは、出場できないということになる。
Neil Hudson / TouringCarTimes
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