新シリーズのWTCR主催者「参戦台数を制限してレースの"質"を保証する」

WTCCのプロモーターは、来年より開幕する"WTCR"のエントリーを制限することでレースの"質"を保証できるだろうと考えている。

 WTCCのプロモーターであるフランソワ・リベイロは、来年より開幕する"ワールド・ツーリング・カー・カップ(WTCR)"のエントリー台数を制限することでレースの"質"を保証できるだろうと考えている。

 今月、世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、TCR規定の車両規則を採用する形で2018年よりWTCRとして生まれ変わることが発表された。

 2018年WTCRのエントリー台数は最大26台となる予定で、現在WTCCやTCRインターナショナルシリーズに参戦中のチームは参戦優先権が与えられている。さらにユーロスポーツ(WTCCプロモーター。WTCR主催を引き継ぐ)とFIAからの承認を得た場合、各イベントで2台のみワイルドカードエントリーが可能となる。

 リベイロは参加台数を多くするよりもドライバーの"質"を良くすることで、WTCRが誕生することで廃止されるWTCCとTCRシリーズから良質なドライバーを選出することを可能にし、さらにスポット参戦ドライバーの乱立を避けることができると考えている。

「エントリー台数を26台で、ワールドカードを2台にするように依頼した。量よりも質を担保できるのはこの台数だと思ったのだ」とリベイロは語った。

「エントリー台数を30台以上にし、全世界からのエントリーを許可すれば、ドライバー同士のレベルの差が広がり、赤旗やレースインデントを多く誘発することになるだろう。そうすればこのシリーズは扱いづらいものとなる。それよりも2年ほど10~12チームのレベルを見てみて、メーカーからの優れた技術サポートを受けているチームやWTCCとTCRそれぞれのドライバーの水準を見つけ、優れたシリーズ作りを目指した方が良いと考えている」

 TCRコンセプトを生み出したマルセロ・ロッティは、2005年からWTCCがTC1規制を取り入れた2014年シーズン前まで、WTCCのゼネラルマネジャーとしてシリーズを統括していた。

 WTCCを離脱した後、ロッティはTCRを創設。わずか3年間で急成長を遂げたTCRシリーズは世界中で開催され、現在約600台ものエントリーがある。

 リベイロは外部の助けなしにそのようなプラットフォームを形成することができるのは、ロッティだけだと語る。

「彼がシリーズを離れてから、私はTCRについて公然の場で悪口を言ったことなど一度もないし、彼がWTCCについて悪口を言ったことも決してない」

「私はWTCCを離れた彼が、これまでの3年間でゼロからTCRコンセプトを発展させてきたことを非常に尊敬している」

「FIAの外で、メーカーと直接やり取りするのは容易なことではない。おそらく彼はそのようなスキルを持つ唯一の人物だ」

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シリーズ WTCC
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