86/BRZ ニュース

約3ヵ月ぶり開催の86/BRZレース、岡山戦は青木孝行&佐々木雅弘が勝利。菅波冬悟連続2位でランク首位堅持

86/BRZレースの第9〜10戦が岡山国際サーキットで行なわれ、第9戦を青木孝行が、第10戦を佐々木雅弘が制した。菅波冬悟が2レース連続で2位に入り、ポイントランキング首位を維持した。

Round9 Start action
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写真:: Jun Goto

Round9 Podium
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写真:: Jun Goto

Masahiro Sasaki, Round10
Masahiro Sasaki, Round10
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写真:: Jun Goto

Round10 Podium
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写真:: Jun Goto

 2021年のTOYOTA GAZOOO RACING 86/BRZ Raceは終盤戦を迎え、岡山国際サーキットにて第9~10戦が10月16日~17日にかけて開催された。

 8月下旬に開催予定だった十勝スピードウェイでの第6~7戦は新型コロナウィルス感染対策のために延期。さらに鈴鹿サーキットでの第8戦も台風接近に伴う影響で中止となったため、レース開催は7月25日にスポーツランドSUGOで行なわれて以来となった。

 金曜日の占有走行は晴天に恵まれ、季節外れの暑さになった。しかし土曜日は日本海側から近付く前線や低気圧の影響によりどんよりとした曇り空。そんな中予選が、午前10時25分から15分間行なわれた。路面温度は32.5度である。

 今回の岡山戦は、スポーツランドSUGO戦と同じく土曜と日曜に決勝レースが行なわれるため、この予選でベストタイムとセカンドベストタイムを記録する必要があった。そんな中、セッション開始早々に1分48秒665でトップタイムを記録したのは谷口信輝(KTMS86)で、このタイムで第9戦のポールポジションを手にした。なおこの谷口のタイムは、コースレコードを塗り替えるモノだった。

 セッション終盤に走行し始めた青木孝行(ケーエムエスフェニックス86)が1分48秒898で谷口に迫った。またセカンドベストタイムでは青木がトップに出て、日曜日の第10戦決勝のポールポジションを手にした。

 なお予選上位はダンロップタイヤ装着勢が占めたが、パドックではブリヂストンタイヤ勢のロングランの好調さも噂され、決勝の行方に注目が集まった。

 第9戦決勝レースは土曜日の16時に、路面温度29.8度のコンディションでスタート。蹴り出しで少し出遅れた谷口はイン側に進路を取って青木にマシンを寄せていくが、青木がこれを凌いで首位を奪った。

 首位争いの青木&谷口の2台に、ランキングトップの菅波冬悟(OTG TN滋賀86)が続く展開となるが、5周終了時点で青木は2番手以下に0.7秒の差をつけ、谷口が遅れ始める。

 7周目に菅波がアトウッドで谷口に仕掛けるが、抜く事は出来ない。この2番手争いに佐々木雅弘(小倉クラッチ REVO86BS)が加わりバトルの激しさが増していく。

 9周目のアトウッドで谷口はインを抑える守りのラインを取るも、立ち上がりスピードに勝った菅波がバックストレートで並びかけ、ストレートエンドのヘアピンでオーバーテイク完了。菅波が2番手に浮上した。その菅波のスリップストリームを使い、佐々木も谷口を狙うが、この時はオーバーテイクならず。しかし翌10周目の同じくヘアピンで、佐々木が谷口をオーバーテイクすることに成功した。なお佐々木以外のブリヂストン勢も、ドライ路面で好調な走りを見せた。

 トップ青木は激しい二番手争いを尻目に、1分50秒~51秒前半台の安定したラップタイムを重ねて後続との差を広げ、危なげなくトップチェッカー。青木にとってこの勝利は、実に3年ぶりのモノとなった。2位には菅波、3位には佐々木が入った。

 第9戦を制した青木は、レース後に次のように語った。

「勝つことができて、プレッシャーから少し解放されました。勝利の要因はスタートが決まったことです」

「金曜の占有走行では8番手だったので、調子が良くありませんでした。しかし路面温度が高くても、ロングランだけはペースが安定していました。少しギャンブルでしたが、予選の前に他のサーキットでは全く使った事がないサスペンションのセッティングに変更してみたのも、今日の結果に繋がったと思います」

 翌日曜日に行なわれた第10戦決勝は、夜半には雨が降り、風が強く肌寒いものの晴天に恵まれ、路面温度33.7度というコンディションで、13時のスタート時刻を迎えた。

 グリッドに並んだのは全28台。しかし、スタートで波乱が起きる。2番手スタートの谷口が失速して佐々木・菅波に飲み込まれたのだ。ホールショットは危なげなくポールポジションの青木が取った。

 1周目から佐々木と菅波は激しいバトルをしながらトップを追いかける。2周目には佐々木が1分49秒984でファステストラップを記録し、トップの青木へ一気に近付く。そして4周目、アトウッドで佐々木が青木のインに飛び込み、トップ浮上。アウトに膨らんだ青木は3番手にダウンしてしまう。

 レース中盤から終盤にかけてサーキットを盛り上げたのは、6台によるテールトゥノーズの6番手争い。これを制したのは、脇阪寿一(Owitech 86)だった。

 優勝したのは、青木を抜いた後首位を守った佐々木。開幕戦ツインリンクもてぎ以来のトップチェッカーとなった。2位は菅波でランキングトップをキープ、3位は青木となった。

 第10戦で勝利した佐々木は、次のようにコメントを寄せた。

「昨日のレース(第9戦)からクルマもタイヤも調子良くて、周りと比べてもペースが良いのは分かっていました」

 そう佐々木は語る。

「スタートしてから内圧を探りながら、2周目はわざとスペースを空けてアタックをしてファステストラップを狙い、その通りに獲れました。トップの青木さんのクルマを後ろから見ていてタイヤがキツそうだったし、2コーナーでオーバーステアで苦しんでいて立ち上がりが遅かったので、モスエスコーナーで並び、アトウッドでほんの少し接触はありましたがオーバーテイクが出来て良かったです」

「菅波選手に終盤追いつかれた場面もありましたが、自分のペースを維持出来た事も良かったと思います」

 次のレースは10月30〜31日にかけて十勝スピードウェイで行なわれる、延期となっていた第6戦と第7戦の予定となっている。

 

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