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フォーミュラ・リージョナル、脱炭素に向け新たな挑戦。天然繊維コンポジット素材カウル搭載のマシンを最終戦で実戦投入

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップは、鈴鹿サーキットで行なわれる最終戦で、天然繊維コンポジット素材を用いたカウルのマシンを投入することとなった。

9号車アネスト岩田Dome F111/3

写真:: Motorsport.com / Japan

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)は、鈴鹿サーキットで行なわれる2021年シーズンの最終ラウンドにて、天然繊維コンポジット素材のカウルを搭載したマシンを実戦投入することを発表した。

 FRJに用いられている童夢製シャシー『F111/3』には、従来からダンパーカバーにバイオコンポジット素材が採用されていたが、今回高橋知己がドライブする9号車アネスト岩田Dome F111/3は、ボディカウル全体がこの素材に置き換えられる。シリーズ全体としてのカーボンニュートラルに向け、大きな一歩を踏み出した形だ。

9号車アネスト岩田Dome F111/3

9号車アネスト岩田Dome F111/3

Photo by: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

 今回採用された天然繊維の織物は、スイスのBcomp社が開発した『ampliTex』というもの。強度、剛性、軽さが非常に高いレベルにあるという。FRJのリリースによると、「童夢がこの天然繊維の織物に日本国内で熱硬化性樹脂を含浸させ、従来からある炭素繊維の製品成形法の一つであるオートクレーブ成形に適したプリプレグ(Pre-preg = pre-impregnated)『DNAP (ディーナップ)』を開発しボディカウルを製作、実戦投入可能な車両を仕上げた」とのことだ。

 ボディカウルをこの『ampliTex』で製作することのメリットは多岐に渡る。生産から廃棄までのライフサイクルにおいて環境への負荷がほとんどないだけでなく、従来のカーボンファイバーと同等の剛性感を維持しつつも、比重が軽いという特徴を活かしてさらなる軽量化が目指せるという。

 またFRJは「今回の実戦走行の結果をもとに更なる検証を進めた上で、上位カテゴリーとも情報を共有し、国内モータースポーツ全体で推進できる環境活動を模索いたします」と結んでいる。

 
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