中須賀克行は止められない。破竹の16連勝で敵なし状態が続く|全日本ロード第3戦JSB1000
MFJ全日本ロードレース選手権第3戦JSB1000が行なわれ、レース1、レース2共に中須賀克行が優勝を飾り連勝記録を16に伸ばした。
写真:: Jun Goto
MFJ全日本ロードレース選手権は、鈴鹿での第2戦に続いてオートポリスでの第3戦もスーパーフォーミュラとの併催、いわゆる2&4レースとなった。九州・阿蘇に詰めかけた4輪レースのファンも見守る中、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が圧倒的な強さを見せた。
15周で競われるレース1はスタートから波乱があった。ウォームアップラップでポールポジションの亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)にトラブルが発生し、ピットインしてしまった。これで2番グリッドの中須賀が悠々とホールショットを奪った。
中須賀は徐々に後続を引き離していくと、やがて独走状態に。一方で2番手争いは岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)と渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)による接近した争いとなった。
中須賀は最終的に一度もトップを譲ることなくチェッカーを受け、開幕5連勝。昨年から続く連勝記録を15とした。2位争いは終盤まで続いていたが、渡辺が残り2周の第2ヘアピンでバランスを崩してオーバーランし勝負あり。岡本が2位、渡辺が3位だった。
レース2は、レース1の雪辱を果たしたい亀井がポールポジションからホールショットを奪った。中須賀はすかさず2番手を確保すると、亀井にプレッシャーをかけていった。
亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)
Photo by: Jun Goto
中須賀は各所で亀井に接近するが、抜きあぐねているのか、はたまた様子見をしているのか、そのオーダーは変わらず。そこに岡本が近付いてきた。残り10周の1コーナーでは、岡本がブレーキングで2台まとめてオーバーテイクしトップに浮上。中須賀も3コーナーで亀井を攻略してこれでヤマハファクトリーのワンツーに変わった。
しばらくは中須賀を抑えていた岡本だったが、残り8周の第1ヘアピンでアウトに膨らんでしまい、ここで首位交代。中須賀はそのまま逃げ切り、16連勝となった。2位は岡本、3位は渡辺だった。
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