BRDCイギリスF3、FIAの決定によりシーズン途中で『GB3』に改称。旧イギリスF3では佐藤琢磨らが活躍

BRDC イギリスF3選手権は、FIAの決定を受けて『GB3選手権』に即時改称されることが決まった。

BRDCイギリスF3、FIAの決定によりシーズン途中で『GB3』に改称。旧イギリスF3では佐藤琢磨らが活躍

 アイルトン・セナや佐藤琢磨らを輩出したことで知られるイギリスF3。その名称がまたもレース界から消滅してしまうことが明らかとなった。

 イギリスF3選手権は前述のセナや佐藤だけでなく、ミカ・ハッキネンやダニエル・リカルドなど、数多くのF1ドライバーを輩出しており、前身を辿ると1951年までさかのぼる歴史あるレースカテゴリー。参戦台数の減少により同選手権は2014年を最後に幕を下ろしたが、2016年からはBRDC F4選手権を前身とした『BRDC イギリスF3選手権』が発足し、“イギリスF3”の名が復活していた。

 しかし、ここ最近のFIAによるカテゴリー再編の流れの中で、BRDC イギリスF3を運営するMotorSport Vision(MSV)は、FIAと“フォーミュラ3”という名称の使用を巡って議論を続けていた。その結果、8月2日(月)付で同選手権は『GB3選手権』に名称変更されることとなった。

 FIAは2017年、FIA F3とFIA F4の橋渡し的存在となることを目指した『リージョナルF3』のコンセプトを発表。それに伴い、“F3”と名乗れるカテゴリーをこれらの規格に準拠したカテゴリーに限定させようとしてきた。

 F4選手権を前身としており、タトゥース製のF4車両を改良して使用しているBRDC イギリスF3は、2019年にこのリージョナルF3の地位を得ることを検討していた。そのためにはHALOなど最新の安全設備を備えたマシンに切り替える必要があったが、彼らは結局タトゥース製シャシーを継続使用することを選択し、現在に至る。

 MSVの責任者で元F1ドライバーのジョナサン・パーナーは、BRDC イギリスF3がF3の名称を維持できるよう奮闘していたが、結果的に同シリーズはシーズン途中ながらその名称を変えざるを得なくなった。したがって、8月7日(土)から行なわれる第5大会はBRDC イギリスF3ではなく、GB3として開催されることになる。

 自らもイギリスF3でタイトル獲得経験があるパーマーは、この決定に際して次のようにコメントした。

「今後イギリスF3の名称を使用することが許されないという事実を、極めて残念に思う」

「半世紀以上に渡って存在してきたイギリスF3という肩書きには、素晴らしい伝統があり、私を含めた多くのF1ドライバーのキャリアにおいて重要な役割を果たしてきた」

「ただし、我々の選手権の強みは名前に限ったものではない。その強みは継続的な成功によって築かれていくだろう」

「私はこの国を代表するシングルシーター選手権として確固たる地位を築いているこの選手権の将来を非常に楽しみにしている。GB3は強力かつ新鮮なアイデンティティを提供し、ドライバーやチームにとっても魅力的なパッケージであり続ける」

「GB3は多くの若手ドライバーのキャリアに重要な役割を果たすだろう。MSVはこの選手権を世界で最も公平で価値あるものとするために今後も尽力していく」

 

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