まさかの横転で後退も、アロンソは前向き「ダカールはそういうもの。攻め続ける」
フェルナンド・アロンソは、ダカール・ラリー10日目に横転を喫したことによって順位を落としたが、全く気を落としてはいないようだ。
写真:: A.S.O.
2020年のダカール・ラリーに参戦中のフェルナンド・アロンソは、8日目にステージ2位を記録。初のステージ優勝も視界に入ってきていた。
しかし、10日目のスタート直後にアロンソはアクシデントに見舞われる。アロンソが駆るトヨタ・ハイラックスが砂丘を乗り越えた際に横転。2回転して着地したのだ。
その後アロンソはすぐに走り出したものの、数km先で停車。割れたフロントガラスを取り外し、パンクしたふたつのタイヤとサスペンションアームを交換するなどの作業を行なった。気象条件の悪化により予定の半分以下の距離となったこのステージで、結果的にアロンソはトップグループから1時間以上も遅れをとってしまった。
その結果、9日目終了時点で10番手となっていたクラス総合順位も、14番手までダウンした。今年のダカール・ラリーも残すところあと2ステージ。トップ10に返り咲くにはわずか2日間で1時間以上の差を埋めなければならず、厳しい状況となった。
「僕は大丈夫だ」とアロンソはクラッシュ後に語った。
「スタートしてすぐ、僕たちは横転した。でもそれ以外は良い1日だった。ここにたどり着いた訳だしね」
「僕たちはそれほど順位を失わなかった。6位であろうが13位であろうがあまり気にしていない」
「このタフなレースに生き残ることができて、とてもラッキーだと思っている。僕たちは諦めないし、何か(サポートトラックなど)に乗せられてここまで来ることもなかった」
「ステージ優勝を果たそうとしているし、それが僕たちの目指すところだ。今日は勝ちたかった。失敗しても、挑戦し続けなければいけない」
アロンソ曰く、横転前のマシンは“100%”の素晴らしい状態だったという。
「(アロンソ車の横転は)今日一番のニュースだろうね。あそこではたくさんの人々が見ていたけど、僕たちは幸運だったと思う」とアロンソは続けた。
「(現時点で)クラス総合14番手。少し順位を落としてしまったが、ダカールとはそういうものだ。フィニッシュできなかった人たちもたくさんいる。このステージをフィニッシュできて本当にラッキーだ」
「こういうコメントはあなたたちの欲しかったコメントではないかもしれないけど、僕は今日1日にとても満足している」
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