F1

アルピーヌ、直近2連戦で発生した信頼性トラブルの原因を特定。ひとつは燃料ポンプ、もうひとつは電源ボックス

アルピーヌは、直近2連戦で発生した信頼性トラブルの原因について説明した。

Adam Cooper

Adam Cooper

公開日時: 2022/07/16 6:04

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Esteban Ocon, Alpine A522

 アルピーヌは、イギリスGP&オーストリアGPの2連戦でふたりのドライバーを苦しめた信頼性トラブルの原因を特定した。

 シルバーストン・サーキットで行なわれた第10戦イギリスGPでは、決勝レース後半にエステバン・オコンのマシンにトラブルが発生し、コース上でマシンを止めることとなった。

 オコンのリタイア原因は、全チームが共通で使用するボッシュ製の標準供給パーツ(SSC)である燃料の高圧ポンプの問題で、続くオーストリアGPでのスプリントレース終了後にもこの問題が再発していた。

 今シーズン序盤、いくつかのチームが燃料ポンプの特に電気的な接触不良の問題を抱え、アルピーヌも修正を行なっていた。

「燃料ポンプの問題は、(パワーユニットの)テストベンチでも初期不良が数回発生していた」とアルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は説明する。

「それにより、我々は自分たちで問題を解決することにした。ボッシュの標準パーツは市販車の部品であり、F1マシンへの搭載では機能しないからね」

「いくつかのチームがこの問題を抱え、我々とフェラーリはFIAから独自に修正するようにと免除を受けた。だから我々は独自の手法でボッシュの問題を解決した」

「それで我々の改善策は最初の9戦では上手く機能した。テストベンチでも、サーキットでも問題はなかった。そして何かが起こった。恐らく、何らかの理由で異なる種類の負荷がかかったのだろう。それで故障が発生するようになったのだ」

「ボッシュも当初から改良を重ね、電気的な接触不良を改善した。そのため、いくつかのチームはボッシュの改良版を使用していて、そのうちの2チームは独自の改良版を使用していた」

「我々はフランスGPへ向けて新たな改良に取り組むと同時に、ボッシュが初期トラブルを解決するために行なった最近の改良について調査している」

Esteban Ocon, Alpine A522

Esteban Ocon, Alpine A522

Photo by: Andy Hone / Motorsport Images

 一方、レッドブルリンクで行なわれた第11戦オーストリアGPでは、スプリントレースのグリッドに並んだフェルナンド・アロンソがフォーメーションラップに向けてマシンを始動できないというトラブルが発生した。

 メカニックがピットエリアにマシンを戻し再始動を試みるも、マシンは動かず……結局そのままリタイア。決勝レースでは最後尾からの追い上げを強いられた。

 当初チームは、SSCであるエレクトロニクス・コントロール・ユニット(ECU)の故障だと推測。しかしオーストリアGP後にイギリス・エンストンにあるファクトリーで調査を進めた結果、標準パーツに起因するモノではなく、問題はチーム側にあることが判明した。問題はECUに電力が供給されていなかったことだという。

「あの時点では、ECUの故障だと思っていた」とサフナウアーは言う。

「ファクトリーに持ち帰り、問題を再現することができた。ECUの問題ではなかったのだ。問題はECUに電力を供給するボックスにあったのだ」

「つまりECUは正常だったが、ECUに電力を送る電源ボックスが正常ではなかったのだ。電力が供給されていなければ、ECUは死んでいるかのように見える。(データは)全てECUの故障を示していたが、電源ボックスが機能していないということは分かっていなかった。しかも、それはアルピーヌのパーツだ」

 

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