COTAの路面凹凸、F1にも限界ギリギリ? オコン「サーキットは来年に向けてすべきことがある」
アルピーヌのエステバン・オコンは、アメリカGPの舞台となっているサーキット・オブ・ジ・アメリカズの路面について、F1を開催する限界に達していると語っている。
Esteban Ocon, Alpine A521
Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが勝利を収めたF1アメリカGPだが、このレースが開催されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の路面に関して、エステバン・オコン(アルピーヌ)は強い不満を示している。
COTAでは2012年からF1が開催されてきたが、近年はその路面の凹凸が酷くなり、問題視されてきた。2021年は2年ぶりの開催となったが、F1の前に同地でレースを開催したMotoGPでは、ライダー達から路面に関して不満が噴出。F1はそれを受け事前に対策を手配したことを伝えていた。
F1では、MotoGPと比較してバンプが安全面での問題を引き起こすほどの影響はなかったが、路面の凹凸に対応するためのサスペンションや車高のセッティングで妥協を強いられ、衝撃によるダメージなどの問題も発生した。
フェルスタッペンのリヤウイングに発生した亀裂を含め、オコンなど何台ものマシンに損傷が発生しており、決勝でもバンプによる損傷は続いた。
最終的にアメリカGPをリタイアで終えているオコンに、バンプについて現代のF1コースとして許容できるかどうかを尋ねた。するとオコンは「僕としては限界に来ていると思う」と答え、さらに次のように説明した。
「信頼性の面で限界に来ているよ。来年戻ってきたなら、路面はさらに悪くなっていて、クルマも深刻な問題に直面し始めると思う」
「ゆっくりと走るなら大した問題じゃない。でも速く走り始めると、フロアやサスペンションに大きな影響があって、エンジニアはレッドアラートを目にすることになる」
「そういったモノは普通、出るべきではない問題だ。だからこのサーキットは来年に向けてすべきことがあると思う」
またメルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、バンプへの対処は簡単ではなかったと認めた上で、より大きな問題が発生することに備えていたと語っている。
「かなり厄介だった。それがレッドブルよりも我々にとって大きな問題となっていたかどうかを断言するのは非常に難しいがね」
「タイヤがオーバーヒートして、(凹凸で)ああして跳ねるような状況では、レッドブルのようにリヤエンドが強力でグリップが良いことは助けになる。彼らのマシンはそうした部分で非常に上手く力を発揮していたと思う」
「我々はマシンのセットアップやバンプによるダメージの点で、より大きな問題が起きるかもしれないことを想定していたが、彼らはより上手く対処していたようだ」
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