B-Max、モトパークとの提携を終了へ。2021年はカーリンとの協力も模索?
B-Max Racingは新型コロナウイルスの影響もあり、2020年をもってMotoparkとの提携を終了し、2021年は継続しないことがmotorsport.comの調べで分かった。
松下信治 Nobuharu Matsushita(Buzz Racing with B-Max)
Masahide Kamio
2017年からスーパーフォーミュラに参戦し、2019年からは欧州での活動を主とするモトパークと提携していたB-Max Racing。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、2020年をもって彼らの提携は終了するようだ。
提携初年度の2019年シーズン、彼らはルーカス・アウアー、ハリソン・ニューウェイを擁してスーパーフォーミュラに挑み、共に表彰台を獲得する活躍を見せた。
しかし2020年は一転して彼らにとっては厳しい1年間となった。新型コロナウイルスの世界的流行によって実施された渡航制限によって当初予定していたドライバーを走らせることができず、モトパークの多くのスタッフも日本への移動を中止することになってしまった。
モトパークはリモートでのエンジニアリングサポートを提供することはできた。しかしシーズン中の殆どの期間でモトパークのスタッフはレースエンジニアのポール・アンドリュー・フェレールが現場にいるのみという状況だった。
2021年となった現在も新型コロナウイルスをめぐる状況は厳しいままであり、今後も渡航制限は続くと見られている。その結果、2022年シーズンまでの予定となっていたと見られるB-Maxとモトパークの提携が、2シーズン前倒しして終了されるようだ。
B-Maxは2021年シーズンに向けて別のパートナーを探していると知られており、一説ではFIA F2などに参戦しているカーリンがモトパークの役割を引き継ぐのではないかと見られている。
なおカーリンは昨年セルジオ・セッテ・カマラが走らせる予定だった50号車のスポンサーを務めていたBuzz & Co. Asset Managementと繋がりがあることが知られている。
■松下信治、2021年のB-Maxシート候補に復帰か
また松下信治がB-Maxの2021年のドライバー候補に再び浮上しているようだ。
松下は昨年FIA F2へ参戦していたが、シーズン中盤でシートを喪失し日本へ帰国。その後はセッテ・カマラがフォーミュラEとの兼ね合いでレース参戦が不可能となったことで、第4戦オートポリスから代役として起用された。
松下はその後も最終戦まで同チームから参戦。最終戦富士では3位表彰台を獲得する活躍を見せた。ただこれまでのところ、2021年に向けたシートについて詳しい情報は入っていなかった。
彼の2021年のレース参戦については、日産からスーパーGTに参戦すると見られているが、これがB-Maxとの契約において妨げになることはないだろう。
ただB-Maxは1月15日(金)にホンダが予定している2021年の4輪モータースポーツ参戦体制発表の場では、ドライバー名を公表しないと予想されている。
なお2020年にB-Maxからスーパーフォーミュラに参戦したシャルル・ミレッシは、ヨーロッパでのスポーツカーレースへ集中するため、スーパーフォーミュラから離れることが分かっている。
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