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予選最速のボッタス、4基目のPU投入決断で、日曜日の決勝は最後尾からスタート

F1イタリアGPの予選で最速タイムをマークしたメルセデスのバルテリ・ボッタスだが、今シーズン4基目エンジン、ターボ、MGU-K、MGU-Hを投入したため、日曜日の決勝レースをグリッド最後尾からスタートすることが決まった。

Valtteri Bottas, Mercedes W12

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1イタリアGPの予選でチームメイトのルイス・ハミルトンを下し、土曜日に行なわれるスプリント予選レースの”ポールポジション”を獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタス。しかしボッタスは予選を前にパワーユニット(PU)の4つのエレメントを4基目に交換したとして、日曜日の決勝レースを最後尾グリッドからスタートすることが決まった。

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 今季ここまで、ハミルトンの後塵を拝することが多かったボッタス。しかし今季限りでのメルセデス離脱、そして来季からのアルファロメオ加入が決まった直後のレースとなったイタリアGPの予選で、完璧なアタックを披露。土曜日午後に行なわれるスプリント予選レースの1番グリッドを獲得した。

 しかしそのボッタスは、予選を前にPUのエレメントを交換していたことがわかった。ボッタスはそれぞれ4基目のICE(内燃エンジン)、TC(ターボチャージャー)、MGU-K(運動エネルギー回生システム)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入。これにより、グリッド降格ペナルティを受けることになった。

 ただこのペナルティは、日曜日の決勝レースで適用されることになるため、土曜日のスプリント予選レースは最前列からスタートすることになる。

 今回ボッタスが投入したそれぞれのエレメントは、今シーズン中に3基まで使用できることになっている。しかしほぼ全てのドライバーがいずれのエレメントも使用制限数の上限に達しており、シーズン終了までのいずれかのタイミングで、ペナルティを受けて4基目を投入することが必須だと考えられていた。

 ペナルティを受けて4基目のPUを投入するタイミングとしては、ふたつのパターンが考えられる。ひとつは予選で失敗するなど、PU交換以外の要因でグリッド後方に下がってしまったグランプリ。もうひとつは、オーバーテイクが比較的しやすく、順位を上げる難易度が低いグランプリだ。

 イタリアGPの舞台となるモンツァは、特にターン1の飛び込みでオーバーテイクが可能。そういったコース特性を考慮し、メルセデスは今回のグランプリで、ボッタスのマシンに新たなPUエレメントを投入することを決めたわけだ。

 ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンも、既にPUの各エレメントが上限に達している。しかもそのうち1基は既に想定寿命を迎えていることから、やはりいずれかのタイミングで4基目のPUを投入するのは必須だと思われる。

 また、ハミルトンの最大のライバルとなっているレッドブルのマックス・フェルスタッペンも上限数に達していて、うち1基はイギリスGPのクラッシュによりダメージを受けたため、やはり4基目を投入するのは必至と見られる。

 今季のハミルトンとフェルスタッペンのタイトル争いは大激戦。故にポイントの取りこぼしは、できるだけ避けたい……ましてやPUの信頼性の問題でリタイアを喫するなど、もってのほかだ。

 イタリアGPが始まる前、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、この件について次のように語っている。

「1位と2位のポイント差を考えた場合、ファステストラップを考慮しても、1度でもリタイアがあると、追いつくためには4レースが必要だということになる」

「だが逆を考えれば、4回2位に甘んじても構わないという”余裕”があるわけだ。だからパフォーマンス面で妥協するのではなく、安全に戦い抜いていく必要があるんだ」

 ちなみにフェルスタッペンは、今回のグランプリで4基目のPUを投入する予定は無いようだ。

「僕らはどこでそれをするのか、本当に決めていない」

 イタリアGPの木曜日に、フェルスタッペンはそう語った。

「今使っているエンジンはまだまだ新しいはずだから、どうなるか注視していく必要がある。でもここで投入するという計画が無いことは間違いない」

 

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