F1 イタリアGP
予選最速のボッタス、4基目のPU投入決断で、日曜日の決勝は最後尾からスタート
F1イタリアGPの予選で最速タイムをマークしたメルセデスのバルテリ・ボッタスだが、今シーズン4基目エンジン、ターボ、MGU-K、MGU-Hを投入したため、日曜日の決勝レースをグリッド最後尾からスタートすることが決まった。

Luke Smith
編集: 2021/09/11 9:23
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1イタリアGPの予選でチームメイトのルイス・ハミルトンを下し、土曜日に行なわれるスプリント予選レースの”ポールポジション”を獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタス。しかしボッタスは予選を前にパワーユニット(PU)の4つのエレメントを4基目に交換したとして、日曜日の決勝レースを最後尾グリッドからスタートすることが決まった。
Read Also:
今季ここまで、ハミルトンの後塵を拝することが多かったボッタス。しかし今季限りでのメルセデス離脱、そして来季からのアルファロメオ加入が決まった直後のレースとなったイタリアGPの予選で、完璧なアタックを披露。土曜日午後に行なわれるスプリント予選レースの1番グリッドを獲得した。
しかしそのボッタスは、予選を前にPUのエレメントを交換していたことがわかった。ボッタスはそれぞれ4基目のICE(内燃エンジン)、TC(ターボチャージャー)、MGU-K(運動エネルギー回生システム)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入。これにより、グリッド降格ペナルティを受けることになった。
ただこのペナルティは、日曜日の決勝レースで適用されることになるため、土曜日のスプリント予選レースは最前列からスタートすることになる。
今回ボッタスが投入したそれぞれのエレメントは、今シーズン中に3基まで使用できることになっている。しかしほぼ全てのドライバーがいずれのエレメントも使用制限数の上限に達しており、シーズン終了までのいずれかのタイミングで、ペナルティを受けて4基目を投入することが必須だと考えられていた。
ペナルティを受けて4基目のPUを投入するタイミングとしては、ふたつのパターンが考えられる。ひとつは予選で失敗するなど、PU交換以外の要因でグリッド後方に下がってしまったグランプリ。もうひとつは、オーバーテイクが比較的しやすく、順位を上げる難易度が低いグランプリだ。
イタリアGPの舞台となるモンツァは、特にターン1の飛び込みでオーバーテイクが可能。そういったコース特性を考慮し、メルセデスは今回のグランプリで、ボッタスのマシンに新たなPUエレメントを投入することを決めたわけだ。
ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンも、既にPUの各エレメントが上限に達している。しかもそのうち1基は既に想定寿命を迎えていることから、やはりいずれかのタイミングで4基目のPUを投入するのは必須だと思われる。
また、ハミルトンの最大のライバルとなっているレッドブルのマックス・フェルスタッペンも上限数に達していて、うち1基はイギリスGPのクラッシュによりダメージを受けたため、やはり4基目を投入するのは必至と見られる。
今季のハミルトンとフェルスタッペンのタイトル争いは大激戦。故にポイントの取りこぼしは、できるだけ避けたい……ましてやPUの信頼性の問題でリタイアを喫するなど、もってのほかだ。
イタリアGPが始まる前、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、この件について次のように語っている。
「1位と2位のポイント差を考えた場合、ファステストラップを考慮しても、1度でもリタイアがあると、追いつくためには4レースが必要だということになる」
「だが逆を考えれば、4回2位に甘んじても構わないという”余裕”があるわけだ。だからパフォーマンス面で妥協するのではなく、安全に戦い抜いていく必要があるんだ」
ちなみにフェルスタッペンは、今回のグランプリで4基目のPUを投入する予定は無いようだ。
「僕らはどこでそれをするのか、本当に決めていない」
イタリアGPの木曜日に、フェルスタッペンはそう語った。
「今使っているエンジンはまだまだ新しいはずだから、どうなるか注視していく必要がある。でもここで投入するという計画が無いことは間違いない」
Read Also:
- F1イタリア予選:ボッタス最速、メルセデスが最前列独占でスプリント予選へ。角田裕毅はQ1敗退17番手
- バルテリ・ボッタス、アルファロメオ加入は大きなモチベーション「詳しくは言いたくないが……高い目標がある」
- ハースのふたりの危うい”距離感”……マゼピン「僕は動きは変えない。だってルールを守ってるから」
- 3連勝かかるフェルスタッペン、イタリアGPは苦戦を覚悟「オランダGPのようになるとは思っていない」
- 角田裕毅、アルファタウリとの契約を延長できたのは「驚きだった」と明かす
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1イタリア予選:ボッタス最速、メルセデスが最前列独占でスプリント予選へ。角田裕毅はQ1敗退17番手
次の記事 角田裕毅、痛恨のトラックリミット違反でQ1敗退「追い抜きは簡単ではないが、スプリント予選で少しでも前進したい」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Luke Smith

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」
F1
F1 2024/05/01
没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
F1
F1
Aston Martin Silverstone Shakedown
2023/02/20
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
F1
F1 2023/02/19
ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from
バルテリ ボッタス

ボッタス、3戦連続でペレスの前を走れず。バクーでは全くついていけず大差つけられ「調べなければいけないことがたくさん」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
ボッタス、3戦連続でペレスの前を走れず。バクーでは全くついていけず大差つけられ「調べなければいけないことがたくさん」

キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス
F1
F1
オランダGP
1 ヵ月前
キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス

F1ドライバーは自転車でも世界レベル!? ボッタス、夏休み中にグラベルロードバイク世界選手権の出場資格を得る
F1
F1 1 ヵ月前
F1ドライバーは自転車でも世界レベル!? ボッタス、夏休み中にグラベルロードバイク世界選手権の出場資格を得る

More from
メルセデス

ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」
F1
F1
バーレーンGP
11 時間前
ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

今季最強メルセデス、セパンでのバーレーンGP初日は大苦戦。ラッセル「ペースが足りない……セットアップを調整しなければ!」
F1
F1
バーレーンGP
2 日前
今季最強メルセデス、セパンでのバーレーンGP初日は大苦戦。ラッセル「ペースが足りない……セットアップを調整しなければ!」

メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う
F1
F1
バーレーンGP
3 日前
メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う
最新ニュース

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
4 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
5 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
F1
F1 F1 6 時間前
ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録