F1王者ジェンソン・バトン、古巣ウイリアムズへ“シニアアドバイザー”として復帰
2009年のF1王者であるジェンソン・バトンが、古巣のウイリアムズとシニアアドバイザー契約を結び、チームへ加入することが発表された。
写真:: Gareth Harford / Motorsport Images
2000年にウイリアムズからF1デビューを果たし、2017年までF1に参戦したジェンソン・バトン。その彼が今年、古巣のウイリアムズへシニアアドバイザーとして復帰することが発表された。
2009年のF1ワールドチャンピオンであるバトンは、F1引退後もモータースポーツへの関わりは持ち続けており、日本のスーパーGTやWECといったスポーツカーの世界で活動を行なってきた。
そして1月22日(金)、ウイリアムズはバトンがシニアアドバイザーとしてチームに復帰すると発表した。
ウイリアムズによるとバトンは「チームへのアドバイスや指導を与えると共に、レースドライバー及びアカデミーのドライバー両者のサポートと育成を行なう」とその役割が説明されている。なおSky Sport F1での解説業も続けるようだ。
「ウイリアムズと契約したと、また言えることがとても嬉しい」
バトンはそう語る。
「19歳のあの(契約した)時が、人生を変えた瞬間だった。20年以上も前のことだけど、このチームから離れたことがないように感じている」
「僕のことを信頼してくれたサー・フランク・ウイリアムズにはずっと感謝している。ウイリアムズに戻り、チームのさらなる成功のために努力し手助けしていくチャンスを得られたことに、本当にワクワクしている」
「やるべき沢山の仕事がある。だけどこの素晴らしいチームの未来が輝いていることに疑いはない。仕事を始めるのが待ちきれないよ」
ウイリアムズは近年成績が低迷し、昨年は財政難に陥ったこともありチームをアメリカの投資ファンドへ売却。創業者一族は手を引くことになった。
そして、新たなCEOにはフォルクスワーゲンのモータースポーツ活動などで手腕を振るってきたヨースト・カピトが就任している。
カピトCEOはバトンのシニアアドバイザー就任に際し、次のようにコメント。チームが成長していくための一手になると語った。
「ジェンソンのチーム復帰は、我々チームをコース内外で前進させる助けとなる、ポジティブな一歩だ」
「ジェンソンはチームの友人であり、彼のウイリアムズファミリー復帰を迎え入れるのは素晴らしいことだ。2000年を振り返ると、サー・フランクはジェンソンのドライバーとしての才能を確信して、彼にF1での最初のチャンスを与えた」
「彼は世界選手権での素晴らしく、そして戴冠に至ったそのキャリアをもって、当初の期待を完全に上回ってみせた」
「近年では、彼はビジネスや放送の世界で鋭い洞察力を発揮しており、パドックで広く尊敬されている。こうした全ての経験が、我々の技術的、そしてビジネスの両方の変革において、新たな厚みを与えることになるだろう」
「(拠点の)グローブの誰もが彼に多大なリスペクトを抱いているし、我々も彼と共に働き始めることを嬉しく思っている」
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